ドリフトって何ですか。

なんだかよく分からないけどあの金切り音のようなアレですね。
世間にはドリフト族とかいうけったいな族までいるそうです。
呂布の大糞族に匹敵するものがありますね。
とりあえず車ゲームではドリフトというのが肝のようです。

まず、「セガGT」のテクニカルノート16ページから引用してみます。

ドリフト
テールスライドの量をコントロールする
パワーを一気にかけたときや強いブレーキングを行ったときに発生するテールスライド。このスライドの量をコントロールすることで、リアタイヤを滑らせながら高いスピードをキープできるコーナリング=ドリフトを狙うことができます。
だそうです。

自分なりに説明してみますね。

これでテールスライドの発生する理由は分かりましたね。
では何故テールスライドの発生した方が高いスピードをキープできるのでしょうか。
これに対して後輪がグリップを保持している、つまりドリフトでない場合を考えてみます。 こういう意味でリアタイヤが滑ると素早いコーナリング=ドリフトが可能になるのです。
以上がドリフトの原理的説明です。
また荷重移動、遠心力、摩擦力という概念が重要な役割を果たしていますね。
この辺をしっかり理解しておいてください。


ではドリフトはどのように使えばいいのでしょうか。

正直なところよく分かりません。
何しろ「セガラリー2」のマニュアルにはドリフト走行よりもグリップ走行の方がはやいと書いてありますが、「セガGT」のマニュアルにはグリップ走行が必ずしもはやいわけでは無いと矛盾した記述があるからです。
初心者の私としてはこの対立をいかに止揚すればよいのか分かりません。

そこで、グランツーリズモの攻略本に書いてあったことをそのままのせておきます。(記憶だよりなので表現は厳密ではありません。)

基本的にはグリップ走法の方がはやいです。グリップ走法の場合コーナー前に減速しなくてはいけませんが、そのことを差し引いてもコーナー後の加速がやりやすいので、というのが理由です。
それにたいしてドリフトはコーナーの進入速度は大きいのですが、それからずっとスリップしているために加速できないので結果として遅くなるのです。
ただ、実際のラリーにおいてはドリフト走行が主体となっています。何故でしょう。
グリップ走行で速く走るためにはコースを熟知して最適な減速ができる場合、という条件が付きます。
しかし実際のラリーは、コードライバーの曖昧な指示だけで走るので、とてもではないけれど減速などできないのだそうです。
ただ、実際のゲームでドリフトできるところではやっておけばいいのではないでしょうか。
とりあえず壁にさえぶつからなければいいのです。何といっても気持ちいいですし。とくにドリフト後にカウンターステアを切って車の進路が最適であったときなどはいかにも車を操っているという気がします。
「ようやくこのじゃじゃ馬にいうことを聞かせられるようになったぜ」、というマンガの一こまのような気がしてきます。

ところでこのドリフト、かなりリスクを伴う走法です。
後輪をスリップさせるだけなら簡単なのですが、これをそのままにしていると車体後部がコーナーの外側に大きく張り出してしまうわけですね。これを避けるためにはハンドルを曲がろうとする方向と反対側にきって、車体の向きを進行方向に水平に保たなくてはいけません。(このことを逆ハンドル,カウンターステアといい、ラリーでは非常に基本的なテクニックなのだそうです。「セガラリー2」のマニュアルにはそう書いてあります。)
つまり、実際のコーナーにおいては車体はスリップしているだけで、コーナーのちょっと前(スリップして進む分だけ先)の直線でハンドルを切るということになるわけです。カーブでも何でも無いところでハンドルを切るわけだから、下手をするとコーナー内壁にぶつかってしまうんですね。

まあ、その分の見返りがあるから当然のことですが。
対空迎撃技が一方的にブロッキングされてしまったりするローリスクハイリターンの仕組みはバランス調整を間違ってますね。(まあ、これもブロッキングできない人間の愚痴です)


追加、2/6
ドリフトとグリップ走法につき、解説をいただいたので転載します。

グリップ走法とドリフト走法の矛盾ですが。
速いグリップ走法を突き詰めれば、軽いドリフト状態になるんですよ。
速いスピードでコーナーに入ると、車には遠心力・慣性などがかかり、荷重の減ったRタイヤが滑り始めます。
コーナー中のRタイヤはFタイヤより半分ないし1本分、コーナー外側に膨らんだ状態で、カウンターステアは中立(直進の状態)という非常に微妙なバランスでコーナーを曲がっていきます。
これはドリフトのように派手では無く地味ですが、コーナリングスピードは1番速いです。
グリップのようなドリフトなので「グリドリ」と言うらしいです、ここまでいくとプロですね。
自分はできません。
説明が下手くそで、よくわからなかったらごめんなさいね。

以上転載でした。
ご教授いただき、どうもありがとうございました。


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