はじめに

車のでてくるゲームってたくさんありますね。
リッジレーサーとかアウトランとかグランツーリズモとかセガラリーとか。
これらのゲームって、ハードと同時発売だったり、ハードの代表的ソフトだからという理由で購入してはみたものの、よく分からずに手を着けてないって人多いんじゃないでしょうか。
(ここで分かるようにこの記事は車ゲーム好きな人を対象にしているわけではありません。)
私もそんなくちです。

どりーむきゃすとをガンバード2のために購入し(こんな人間一体全国に何人いるでしょうね。)、何か他にもソフトがないものかと有名どころのソフトをとりあえず買ってみました。
バーチャ3,セガラリー2、シェンムー、コードベロニカといったところです(何といってもみんな安いんで)。
こうして私の手元に転がり込んできたセガラリー2、何回か走ってみました。
ああ、難しいやと2面でゲームオーバー。
美しい画面だけが印象に残ったものです。
そして上の3本と一緒に眠りについておりました。

しばらくしてからのことです。
近くの中古屋でセガGTを1480円で思わず購入。
これはどうもレースシュミレーションというものらしく、やけに詳細なマニュアルがついてきます。
ゲームのほうは難しく、運転免許すらとれずレースにでられないのですが、このマニュアルがおもしろいんです。
何が面白いかというと、車が走るとはどういうことかを力学的に説明し、車の構造についての解説があるわけす。
当たり前のことなんですが、車の走行っていうものは摩擦や遠心力などの関数な訳ですね。
ああ、こうだったのかと感心してしまいました。

そしてもう少し後のことです。
日頃は偉大なるシューティング機・サターンの陰に隠れ、ミスタードリラー専用機と化しているドリキャスを起動します。
何であそぼっかな、と考え棚を見渡します。
「北へ」とか蠱惑的なタイトルが目に付きますが、ここは一つと何ヶ月かぶりにセガラリー2を立ち上げます。

ミスタードリラーの癖か、壁にぶつかる度にポーズ、リスタートを選んでしまいます。
こんなことを繰り返すこと2時間ほど、まだ最初のコースがまともに走れていません。
でも、熱中してしまったのです。

これをやりながら私は、ギガウイング5面の練習を思い出しました。
圧倒的な敵弾の誘導と敵破壊の順序をひたすら試行錯誤していきます。
失敗のたびにリプレイ、こんなことを2,3週間は続けました。

ああ、ラリーってシューティングと同じだ。
これに気付いたのです。
頭を使い、試行錯誤を繰り返し、そうやって得たパターンを体で覚えるまで練習する。
まさにこれこそゲームです。

稚拙にして俗悪なるコンシューマーRPGの跳梁するこの時代。
車ゲームというのは間違いなくプレイに値する素晴らしいジャンルであるということに気づいたのです。

ただこんなに素晴らしいものであるのに、そのジャンルだけで敬遠している人も多いはずです。
実際私もそうでした。

何しろ分からないことが多すぎるんです。
ブレーキは使っていいのか、
どう曲がればいいのか、
ドリフトって何ですか、
オートマとマニュアルってどっちがいいの、
なと挙げていけばきりがありません。

それにこれらの基礎が分かってないと車が走ってくれません。
難しくて放棄です。

でもこれらの問題が解決したら、車ゲームは光り輝くものとなるのではないでしょうか。
そう考え、多くの人に車ゲームを楽しんでもらうべくこの文章を書く次第です。

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