FFやFRや4WDという略号をみます、これはどういう意味ですか。

答えは
FFはフロントエンジンフロントドライブ(1)
FRはフロントエンジンリアドライブ(2)
MRはミッドシップエンジンリアドライブ(3)
RRはリアエンジンリアドライブ(4)
4WDはフォアホイールドライブ(5)
の略号です。

ところでこのような略号がみられるのはそれに意味があるからです。
高々エンジンの位置と駆動輪の違いだけですが、これが大きな違いをもたらすのです。
以下、上の5タイプについて順に検討を加えてみましょう。

(1)FF車

このタイプは、フロントにエンジンを搭載し、フロントタイヤで駆動する形式です。
エンジンがフロントにあるので、室内のスペースを広くとれます。
仕組みが単純なので(FRなどに比べ)生産コストが安くなります。
国産車(ファミリーカー)のほとんどがこの形式を採用しています。
エンジンと駆動輪が近いので、動力の伝達効率に優れます。
舵取りの前輪がエンジンの重みで路面に押しつけられるので、操作性は高いです。
後輪を駆動できないので、ドリフト走行が得意ではありません。
従ってグリップ走行が主体となります。

欠点を挙げてみます。
アクセルを踏むと駆動輪である前輪が浮いてしまうので、加速性能が低いです。
コーナーにおいては、フロントが重い分だけフロントの遠心力がリアのそれよりも大きくアンダーステアとなります。
(アンダーステア、「マシンの前輪が後輪よりもグリップしていない状態。コーナーの外側にラインが膨らみやすくなります。」セガラリー2マニュアル29ページより)

(2)FR車

フロントにエンジンを搭載し、プロペラシャフトを介してリアタイヤを駆動します。
駆動輪が後輪なので、アクセル時の荷重移動のために加速性能が高いです。
ドリフトを行いやすいです。
欠点としては、FF車と同じでアンダーステア傾向がでることです。
また室内の空間が狭くなります。

(3)MR車

運転席の後ろにエンジンを搭載し、リアタイヤで駆動する形式です。
エンジンが中央部にあるため、客室が狭くなり2シートタイプにならざるを得ません。だからスポーツカーというのは座席が二つしかないのですね。ちょっと納得してしまいました。
重量が4輪に均等に分散されるのでバランスが良く、操縦性が高いです。
エンジンが相対的に後方にあるため、コーナーにおいてはフロントよりもリアの遠心力が大きくなり、オーバーステア傾向を示します。
駆動輪が後輪であることもオーバーステア傾向を助長します。
(オーバーステア、「マシンの後輪が前輪よりもグリップしていない状態。コーナーの内側にラインが切れ込み安くなります。」セガラリー2マニュアル29ページより)

(4)RR車

リア(タイヤより後ろ)にエンジンを搭載し、リアタイヤを駆動します。
重量がリアに集中しているので加速性能に優れます。
オーバーステア傾向が極めて強いです。
市販車でこの形式を採用しているのはポルシェだけだそうです。

5)4WD車

エンジンをフロントに搭載し、4輪全てで駆動する形式です。
4輪全てが加減速を担うので直線安定性を加速性能にすぐれます。
メカニズムが複雑であり、重量が重くなります。(同じサイズのFF車よりも200キロ重くなるそうです) 当然生産コストも高くなります。
車体重量が大きいため、コーナーにおいての遠心力が極めて大きくFF車、FR車を上回るオーバーステア傾向を示します。

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