大往生では、エクステンド(残機増加)の機会は以下の3回あります。
大往生の得点の仕組みは少々複雑です。
敵甲、乙、丙、丁、戊と順に倒すと、スコアは以下のように加算されます。
コンボをつなげるパターンを作製することは、大往生の大きな魅力の一つのようです。
具体的はコンボの方法は、ゲームのデモ画面を参照ください。
大往生は1周目をノーコンティニューでクリアすると、難度の上昇した2周目を遊ぶことが可能です。
蜂アイテムは、可能な限り取得して行くことが望ましいと思われます。
一周クリア時点で2周目をプレイするかを確認されますが、「いいえ」を選ぶと通常のエンディングに突入して面白くありません。
2周目一面道中はそれなりに難しいですが、5面をクリアできるならば問題ないでしょう。
エクステンド
1000万点は容易で、2面で達成することが可能です。
しかし3000万点は困難で、得点を全く意識しない場合5面突入後ということもあり得ます。
もう一つの「1up」アイテムも取得のためにはある程度の条件があるので、そのためのパターンを身につける事が必要です。
概して大往生では2,3度目のエクステンドを取得できるようになるまでが困難です。
そこまでは、一回のエクステンドのみで頑張るしかありません。
この2,3度目は、4面後半でほとんど同時に達成という場合が多いでしょう。
一気に残機が2機増えて、プレイ時間も飛躍的に伸びるようになるので、そこまでは我慢のひとことです。
得点
そして得点を意識して稼ぐプレイとそうでないプレイの場合、10倍近い格差が生じるといってよいでしょう。
得点は高いリスクとの引き替えに獲得されるものであり、そのためには極めて高い技術が必要となります。
(詳しくは、「ランク」の項目で述べます。)
とりあえず一周クリアを目指すためには、得点は無視する事が大切です。
ただし、「3000万点エクステンド」という条件のために、ある程度の理解は備えておくことが望ましいでしょう。
以下に本作に特徴的な得点の仕組みについての説明を加えます。
敵を連続して倒すことで入るボーナスです。
敵を一体破壊すると、画面左上(1P時)の「GPメーター」が上昇します。
(縦方向の棒グラフで、もっとも左端側のもの)
このゲージは時間とともに減少しますが、それがゼロになる前に次の敵を倒すとコンボが成立します。
GPゲージはショットで敵を倒した場合には大きく増加しますが、レーザーで倒した場合にはほとんど増加しません。
レーザーを難い敵に当て続けていると、その間GPゲージは低いながら一定水準で維持されるのでコンボの継続が可能です。
また、「ハイパー」使用中は、レーザー時のゲージ維持水準及びレーザーで倒したときの増加量が大変に大きくなり、コンボの継続が大変容易となります。
以上のようにコンボが伸びるにつれて、獲得できる点は飛躍的に向上します。
大往生では全てのステージで最初から最後までコンボがつながるように設計されているようです。
これがステージ5ともなると、コンボボーナスのみで3億点が獲得できるそうです。
しかしコンボを狙うと飛躍的に難度も上昇するので、一周クリアを目指すうちは意図的に無視する方がよいです。
ただ、コンボを考えるべき箇所が全ステージを通して1箇所だけ存在します。
それは2面後半で、500ヒット強、1000万点程度のコンボが容易に成立させられます。
3000万点のためには、ここのみは得点を意識すべきでしょう。
方法は、当該ステージの解説の際に説明いたします。
コンボにおいて留意すべき点です。
ショットを連打すると画面内の雑魚を一掃してしまうので、次に破壊すべき敵がなくなり、GPゲージが途切れてしまいます。
そこでショットは少しずつうち、敵を少しずつ破壊するよう心がけるのです。
(少しずつ壊すと言うことは、必然的に撃たれる弾が増えると言うことを意味します。)
1面前半の200ヒット程度までのコンボの実演が見られるようになっています。
うまい方がショットボタンを散発的に叩いて意図的に敵を残している場面が見られると思います。
それがコンボの場面ですので、ご覧になってみるのも一興かと思います。
繰り返しますが、一周クリアのためにはコンボは忘れてください。
ボムを満杯まで持っているときに、もう一発ボムアイテムを取得することによって発生します。
1フレーム(1秒=60フレーム)毎に110点のボーナスが加算されるそうです。
ボムの重ね取りが2発目になると220点/フレーム、と以下順次増加して行くようです。
前作怒首領蜂においては重要な得点源でしたが、大往生ではコンボの得点が飛躍的に上昇したため本ボーナスの重要性は大きく薄れました。
ボムの重ね取りに意味はありません、積極的に忘れてください。
前作怒首領蜂においては、ボムストックボーナスはかなりの得点源でした。
コンボのできない私でも、5面までをノーミスノーボムで通過すればそれなりの得点を取得できたものです。
実際敵の攻撃も4ボスまではさほど厳しいものがなく、パターンさえ把握すれば道中ボスともにノーボムは現実的なことでした。
「ボムを使わない=うまいプレイ」という図式が見事に体現された得点システムであったと思います。
ところが大往生では、ボムを抱えてもランクが上がるだけです。
しかも前作で5面までノーボムといった程度の腕前では、生存すらままならない状況を呈してきます。
(3ボスの強さに、大往生と怒首領蜂の差が明らかかと思います)
私のような初級レベルでは、積極的にボムを放出して生存時間をのばすことが必須となってしまいました。
しかもコンボボーナスに比べて低すぎるボムストックボーナス。
「うまいプレイ=ボムを使わないプレイ」という図式がぼやけてしまった点で、大往生は大変にバランスが悪いと思います。
2周目突入条件
ワンコインクリアの他に以下の3条件のいずれかを満たすことが2周目には必要です。
このうち1,2番目の条件は大変に厳しく、常人には無理でしょう。
ところが3つ目は極めて容易であり、一周クリアを達成できるならばなんの問題もありません。
事実上誰でも2周目を拝めるわけで、ケイブ様はご親切。
では、「蜂アイテムパーフェクト」とは何かご説明致します。
大往生の各ステージには、10個の「蜂アイテム」が隠されています。
ショットがその上を通過した場合にはシルエットが浮かび上がるので、自力で容易に場所を確認することができるでしょう。
アルカディア2002年6、7,8、9月号を参照すると全ステージの写真付きの地図があります。
蜂アイテムは、レーザーの先端を通過させることで出現します。
そこには蜂アイテムの所在も明記されております。
ゲームセンターにはバックナンバーの閲覧が可能なところも多いので、手に取ることは容易でしょう。
最後の手段は、国会図書館ですよ。
つまり隠し場所上で、レーザーを発射すればいいわけです。
逆に言うとレーザーは先端でないといけないので、レーザーをだしたまま隠し場所の上を通過しても出現させることはできません。
一つのステージの10個の「蜂アイテム」をノーミスで取得することが、「蜂アイテムパーフェクト」です。
この際のノーミスは、最初の蜂を取ってから最後の蜂を取るまでの間必要です。
つまり、最後の蜂さえ取ればボス戦で死んでもよいので、事実上道中のみノーミスでよいわけです。
そして蜂アイテムパーフェクトを達成した場合には、最後の蜂を取得した時点で「*2」と赤字で大きく蜂アイテムの得点に倍率がかかります。
これで自分が蜂アイテムパーフェクトを達成したか否かは明白ですね。
3面以降では蜂アイテムを安全に取得するためのパターン化が必要とされます。
そのためのパターン化がゲーム全体の安定要因を増すからです。
蜂アイテムにはハイパーメーターを増加させる効果もあるので、4,5面では所在を知る方が有利です。
本当はパターン化はコンボによって果たされるべきなのでしょう。
しかしコンボそのものが微妙で難しすぎ、かつランクを上げすぎるという問題を孕んでおります。
うまい方(2面クリアで1億点など)が、コンボの失敗で捨てゲーされる場面を見ると難しさが解るかと思います。
安定化のためのコンボがランクを上げてしまうのでは、そもそもパターン化という行為の意味が怪しくなります。
この点つくづく大往生はバランスが悪いと思います。
1,2面は蜂アイテムの取得に何らの困難が伴いません。
3面は10個目の取得が少々難しいですが、ボムを一発撃てば問題ない話です。
こうして序盤で3回蜂アイテムパーフェクトさえ達成してしまえば、自動的に2周目に進めます。
「はい」を選ぶと強制的に残機0にされて2周目が始まります。
(2周目は、ステージを通してノーミスまたはノーボムのいずれかで、クリア時に残機が一気増えます)
ボスはかなり強いですが、ショット強化機体ならばボム2発で容易に焼き殺すことができます。
つまり1周目をクリアできるならば、誰でも2周目2面までは行けるようになっているという親切設計です。
2周目2面は開始早々とても厳しいので、本当にうまい方とは2周目3面に行ける方だと自分は思います。
ということですから、大往生をプレイされる方は2周目2面突入を目標にするのがよいです。
ちなみに2周目は、雑魚すらも破滅的な弾量を放ってきます。
出現即破壊が基本で、それができない場合は正確な誘導パターンを作製して行くことが必須のようです。
そのためには正確に雑魚の登場位置を把握していることが必要となります。
雑魚の位置を把握するためには、1周目でコンボを意識してゆくことが早道となるのでしょう。
そしてコンボをつなげることは高いランクに自らをさらすことを意味し、結果として2周目になれる早道となります。
スコアは考えないとしても、いずれコンボには行き着かざるを得ないようです。
コンボは単なるマニア相手の得点システムではなく、正確なパターンを構築する導き手になってくれるものと評価してよいでしょう。
ケイブ様の思いやりの深さには、つくづく感謝させられます。