多ウェイ弾
  • 図1
               敵
    
    
               
    
         弾弾        弾弾
            弾弾  弾弾
              弾弾
    
    
    
              自機
    
    複数の弾一団となって、(波のように)飛来する弾を、ウェイ弾と称します。
    多くは弾塊の中心部が自機を狙っているので、「狙い打ち弾」の一種と考えてもよいでしょう。
    N発の弾が一団となっている場合、その集合はNウェイ弾と呼ばれます。
    本図の場合は、10ウェイ弾です。
    自機狙い弾とは異なり、弾そのものが広がりを持っているためにプレーヤーに対する心理的圧迫は大きいでしょう。
    論理的に考えて、対処法はふたつしかありません。
    弾の間を抜けるか、ウェイ弾全体を一つの弾とみなしてまとめて避けるかです。
    以下各事例を検討します。




  • 図2
    
         弾弾  弾弾
           弾弾
    
    
    
    
           →  自機
    
    
    
    このように弾の間の隙間が存在しない場合、塊(上図では6ウェイ弾)全体を一つの弾とみなしてまとめて避けます。
    単発の場合は容易です。
    しかし複数の攻撃が複合している場合(特に無数の自機狙い弾)には、視線が自機付近に集中しがちになります。
    (以下は下図に続く)




  • 図3
    l
    l
    l
    l
    l
    l 弾
    l  弾
    l    弾
    l      弾
    l       弾
    l 自機
    −−−−−−−−−−−−−−−
    
    視線が自機付近に集中すると、図3のように突然に目前に多ウェイ弾の壁が出現し、追い込まれると言う事態が発生します。
    こうなるともはや、脱出の術はボム以外になくなります。
    このような事態を避けるために、画面全体を広く見て、多ウェイ弾の存在はあらかじめ認識しておきましょう。
    図3はそれを怠ったことに伴う責任なのです。

    自機付近ではなく、画面全体を大きく見ることはシューティングゲームの基本です。
    言うはやすく、行うは難しを体現するような行為ですが、必須ともうして良い技巧です。
    こればかりは経験を積むしかないので、日々地道に意識していってください。
    全体を見ていたために自機付近が疎かになってミス、という事態が頻出することでしょう。
    それでも、画面全体を見ると言うことは身につけなくてはならない技巧なのです。
    シューティングゲームにおいて一番難しい技術ではないか、と私は考えます。


    大往生に於いては、狙い打ち弾と多ウェイ弾は必ず色が違えてあります。
    一方がピンクなら、他方は必ず水色でしょう。
    決して趣味の良い配色ではありませんが、もっともプレーヤーが認識しやすいのがこの2色なのです。
    色の違いは、画面全体を見ることを多いに助けてくれるでしょう。
    何となく視界のすみにピンク色が見えるだけで、多ウェイ弾の接近は認識できるはずです。

    ちなみに図3の場合であっても、弾の隙間を抜けるという手段は存在します。
    大往生の敵弾の判定、自機の判定(前者に後者が触れた時点でミスと処理されるます)はグラフィックよりもかなり小さいです。
    全く隙間がないように見えても、間隔を抜けることは十分に可能であったりもします。
    ですがこれには確実な見切りと正確なレバー操作が要求され、困難かつ確実性を欠く行為です。
    弾の間を抜けようとしてミスした場合に、「レバー操作を失敗した」と考えてはいけません。

    いずれかの原因による自分の判断ミスに伴う責任であるとの認識を謙虚に持ちましょう。
    ボムは具体的危険を回避するための手段ではなく、予想される危険を回避するための手段なのです。




  • 図4
    
    
       弾    弾    弾
    
    
    
    
            自機
    
    
    本図は、弾の隙間の広い多ウェイ弾の事例です。
    この場合には、以下のふたつの対処法があります。 大往生ではこの種の攻撃はさほど多くないですが、基本は後者の大きく避けるものです。
    このような攻撃はしばらくの間連射されて自機の移動を制限するものが多く(図なら3ウェイ弾の30連射など)、弾と弾の間にはいると自機の移動が制限されることになります。
    ここに単発の狙い打ち弾が絡んでくると、厳しいですよね。
    (そのような場合の対処法は後述)
    ただ、いざというときには果敢に弾と弾の間に飛び込み、その圧力に耐え続ける勇気も必要です。

    参照
    彩京シューティングゲーム全般
    同社のゲームは、偶数ウェイ弾ならば静止、奇数ウェイ弾ならば1キャラ横移動という原則が貫かれています。
    大きく動いて弾道を乱さない、ということが生存の基本となっております。
    大往生にこのタイプの攻撃は5ボスにしか存在しませんが、学ぶべき事は多いでしょう。
    弾を恐れてはいけないのです。


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