Stage2、道中(1)
赤中型機が画面中央から出現し、画面上部からは絶え間なく緑色の敵機が出現する場面です。
右図をご覧ください。
このパターンを実行するには、事前に中型機の出現位置を把握しておくことが必要です。
自機狙いの青弾を発射する大型機が画面左から迫り、画面右端からは絶え間なく緑雑魚が発生しつづけます。
ただしここではひとつ留意すべき事項が存在します。
すなわちここでは、右端に張り付いて緑雑魚を撃つための時間を稼ぐことが必要なのです。
ただし横切るのは、左図のように大型機が右に弾を撃ったのを確認してからにしてください。
画面左右に青弾大型機が2機同時に出現し、その中央部にはミサイル中型機が3機連続して登場します。
まず自機を画面左上に待機させ、大型機の弾を引き付けつつ下・右と移動します。(緑線の経路)
紫色の敵機が画面上部から登場し、画面真中ほどで折り返して帰る際に大量の敵弾をばら撒いて行きます。
画面下でワイドショットを撃っているだけでは、高密度な紫雑魚をほとんど破壊することができません。
あえて敵機を撃ち尽くす必要はないのですが、撃ち尽くすパターンを検討してみます。
当然にこれは雑魚の出現位置を表すものですが、重要なのはゲーム画面の外にあります。
すなわち、画面内には目印として利用できるものが多数存在している、ということです。
本章のここまでのまとめです。
耐久力の高い敵機が多数登場するようになり、1面に比べて,少しばかり難しくなってきました。
画面下でワイドショットを撃っているだけでは破壊が追いつかない場合が発生します。
速攻破壊を考えてゆかないと、自機が先に弾に追い詰められてしまいます。
(左図参照)
とりあえず、緑色の小型機を緑雑魚と呼びましょう。
そしてここは、赤中型機+緑雑魚地帯です。
画面下をゆっくりとワイドショットを撃ちながら横移動を続けていれば、さほど問題はないでしょう。
赤中型機の耐久力は低く、しかも1機しか存在しないのですぐに壊れてくれます。
しかしここでは,もう少し普遍的なパターンを考えてみましょう。
自機を中型機の右下直近に待機させ、弾隗をそちらに撃たせた後に右に移動しています。
(右図では緑色が自機の経路です)
この間にワイドショットを撃ちつづけていれば、接近攻撃の効果もあって赤中型機は瞬間に撃墜可能です。
しかも画面上部で発射間もないので、敵弾もばらけておらず、まとめて避けるのが容易ですね。
さらに接近攻撃の効果で、緑雑魚が出現する直前に中型機を静めることが可能です。
すると後は緑雑魚の単発自機狙い弾のみなので、回避は極めて容易ですね。
すなわち、覚えていることが要求されているわけですね。
まずは敵機の順番と出現位置を覚えること、これがパターン化の最初の過程です。
(左図参照)
(しばらくすると大型機と雑魚は逆の位置にもう一回登場する。)
この大型機を青弾大型機とよびましょう。
そしてここは、青弾大型機+緑雑魚地帯です。
ここでも解法はいくつかありますが、ひとつのパターンを紹介します。
(右図参照)
この二つの要請を満たすのが、右図のパターンです。
すなわち緑線のように画面右端で上から下に自機を動かしつづけるのです。
さすれば緑雑魚を全滅させ、かつ青弾大型機の攻撃は一切無効化することが可能となります。
自機を上から下に動かすのは、ゆっくりとでなくてはなりません。
一気に移動すれば、自機はたちまちに画面下に到達し、以後は左に動くしかありません。
(大型機の青弾が来ているので,上に移動するのは危険です)
画面端から離れてしまえば、このパターンの目的である緑雑魚の殲滅がほぼ不可能となります。
時間稼ぎが目的ならば、敵弾はゆっくりと引き付けることが要求されます。
敵弾を引き付ける際の自機の移動速度は、場面場面に応じて異なります。
例えば1面最後の中型機×5の場面を考えてみましょう。
ここでは右に弾を撃たせたら、一気に大きく左に移動することが必要です。
敵弾がより拡散しやすい、発射される位置が広い(中型機が画面左右にあるので)
といった二つの相違点が、この2面の場面との間に存在しますね。
しばらくすると画面左側が雑魚の登場位置となり、右上には大型機が登場します。
今度は画面左に張り付きに行きましょう。
左に残った中型機はこのときに直前を横切る格好となりますが、その分接近しているのですぐに壊れてくれます。
(つまり右に弾を撃たせる敵弾の誘導です)
そうでないと、このように至近距離から弾を撃たれたらミスは必至です。
(もっとも、ワイドを撃っていれば悩む前に大型機は沈んでいるでしょう。)
(左図参照)
よってここを、青弾大型機×2+ミサイル中型機×3地帯と呼びましょう。
敵機の量がこれほど多くなると、ノーミスで通過するのは極めて困難です。
パターン化しなければほぼ不可能といってよいかもしれません。
このような場面のパターン作成こそ、シューティングで一番面白いのではないかと考える筆者です。
それでは、具体的にひとつのパターンを検討してみましょう。
ワイドショットを撃ちつづけていれば、左側の大型機はそのうちに壊れてくれるでしょう。
さらに右移動し(右の大型機を打つため),次は右図に移るわけですが、その際注意が必要です。
ミサイル中型機の正面を横切るために、ミサイルの直撃を受ける可能性があるからです。
敵弾を引き付けている自機の移動を制限するように弾を置くことは、比較的よく見られます。
ここでは以下のようにいくつかの方法が考えられます。
基本的に少しでも敵を壊して弾を減らしたほうが安全なので、筆者は撃ちに行くのがよいかと思います。
ただ、いかなる選択肢が存在し得るかという思考は常に持ちつづけましょう。
ご自身でもさまざまな方法を試してみてください。
(左図参照)
とりあえず、この敵機を紫雑魚とよび、ここを紫雑魚地帯と名づけましょう。
(中央図)
方法は単純、右図のように雑魚出現位置で前方集中ショットを撃っているのみです。
(ただし画面下ではだめで、ある程度雑魚に合わせて上下動する必要あり)
これで大変に気持ちよく、見事全滅させることが可能です。
パターンを取り上げたのには理由があるのですが、それは何でしょうか。
ヒントは右図の黄色のしるしです。
すなわちゲームウィンドウ上部のメニュー部分、その中の「ヘルプ(H)」の表示です。
この「ヘルプ(H)」と黄色の目印の位置関係に本質が存在します。
この場面では、ヘルプ表示の右側(「(H)あたり」)が紫雑魚の出現位置となっています。
例えば、市販品としては一般的な地形の書き込まれた作品なら、背景は大変に有効は目印となります。
また、スコアの100の位に自機右端を合わせる、ため撃ちゲージレベル2に自機左端を合わせるという例もあります。
このように画面に目印が存在しない場合でも、筆者はテレビ画面に付箋を貼り付けて目印を作成したことがあります。
重要なのは、利用できるものは全て利用するという意識に存在します。
結果として自分の腕が磨かれるなら、手法を選ぶ必要は存在しません。
最初の項目は自分で判断するしかありませんが、経験をつむことで自然と身についてくるでしょう。
2番は心持の問題です。