Stage2、Boss


2面ボスの攻撃パターンは下のようになっています。
何度も繰り返します。
このような一覧を作成するのは、攻撃順序を明確に把握し、次のパターンにすばやく移行するためなのです。

  1. 極太レーザー(左端の図)
  2. 両端からのミサイル連射+ばら撒き弾(左から2番目の図)
  3. 黒弾ばら撒き(左から3番目の図)
  4. 青弾ばら撒き(右端の図)
  5. 最初に戻る

それでは、以下に各攻撃パターンの解析を行ってゆきます。



  • 極太レーザー(左図参照)

    一般的にレーザーとは、以下のように定義されます。
    「ある特定時点において発射口から画面端まで、瞬時に攻撃判定が発生する攻撃。」
    要するに、レーザーの軸上にいるとミス必至というわけです。
    この攻撃に対処する方法はただひとつです。
    あらかじめ発射位置を覚えておき、その上を避けるのみです。
    知らないと必ず死ぬので、ある意味汚いといわれてもしかたのない攻撃ですね。

    レーザー攻撃は、その不条理さゆえか(ほぼ全てのゲームで)予兆が存在します。
    右図ですが、本体前方のレーザー発射口に黄色い光が見えますね。
    とはいうものの、初見でレーザーを避けられるのは相当の上級者でしょう。

    ちなみにレーザー攻撃はあらかじめ避けていればよいのですが、何処にいるのが賢いでしょうか?
    普通は、横ですよね。
    ところが左図、なんと自機はボスに完全に重なっています。
    (いささか見づらいですが、ほぼ中央部のレーザー後部真上です)
    このShooting Game(仮)では、敵機に触れてもミスにならないことを利用しています。
    この状態でワイドショットを撃っていれば、目に見えてボスの体力ゲージが減って行くことでしょう。

    この具体的方法自体はさほど意味がありません。
    重要なのは、弾道が固定された攻撃は、安全地帯が存在する、という原則です。
    (この場合はレーザーは弾道固定です)
    安全地帯とは、自機を操作しなくとも敵弾に当たらない位置のことです。
    仮に安全地帯がなくとも、弾道が固定なので避け方は毎回同じです。


  • 両端からのミサイル連射+ばら撒き弾(左端の図)

    本体両端からミサイルを下方に連射して自機の移動範囲を制限しつつ、ばら撒き弾を放ってくる攻撃です。
    ボス正面ミサイルの中でばら撒き弾を避けているのが、撃ちこみ効率の点でも最もよいでしょう。
    (左端の図を参照)


    これだけでは面白くないので、この攻撃を分析してみます。
    実はこの攻撃は、自機狙い属性を持っています。
    中央の図はその証拠資料です。
    自機が右上にいると、敵弾もそちら方向に集中して真下には一発も存在しないのが見て取れますね。

    この攻撃のように敵弾が無作為に発射される攻撃は、ばら撒きと一言で終わらせてしまいがちです。
    ステージ1でも述べましたが、我々は言語によってのみ事象を認識することが可能です。
    「ばら撒き」と一言で済ませてしまうのは、思考停止に陥ったも同じことです。
    もはやそこに上達の余地は存在しないといってよいでしょう。
    例えば「ばら撒き」といっても「方向固定のもの」、「自機狙いのもの」、「全て奇数弾」などさまざまな種類が想像されます。
    「ばら撒き」と一言で終わらせるのではなく、具体的に検討することが大切です。
    「自機狙い」となると、ステージ1ボスの場合と同じことができます。
    すなわち、ボスの発射口を中心として円を描くように避けるのです。(中央図の緑線)

    ただしこの場合にはひとつ障害があります。
    しばらくするとボスはミサイルを下方に連射するので、その正面を横切ることができなくなるのです。
    (右端図参照)
    ですからこの場合には円を描くパターンを修正する必要があります。
    すなわち右端図の緑線のように、ボス上部から始まって画面左上、下、と動いてゆきましょう。
    そして画面下についてから、ばら撒き弾を避けるのです。
    画面端を上から下まで下がるのが、ゆっくりであればあるほど、画面下での避け時間が短くなります。

    この攻撃の場合は,このパターンはあまり実用的ではありません。
    ばら撒きの密度がひくく、さらにミサイルの横に出てしまっては打ち込み効率も落ちるからです。
    しかし、このばら撒きが間をかいくぐるのが困難なほど高密度なものであった場合においては、極めて威力を発揮してくれるでしょう。
    密度が高い場合には、ミサイルの中で避けるのは困難を極めるので、正面で撃ちこむことは現実的ではありません。


  • 黒弾ばら撒き

    画面下で避ければ終了でが、大切なのはこの2点です。

    1. 自機を無駄に動かさないこと。
      自機を移動させると、敵弾の狙いがばらけて避けるのが困難になります。
    2. 敵弾をよく見て弾道の予測に勤めること
      弾除けがうまい人は、反射神経が優れているのではありません。
      自機に当たる弾がみえているからこそ、弾は避けられるのです。


    これだけでは直前の段落の内容にも反しますので、この攻撃を詳しく解析してみましょう。
    下はその連続写真です。

    赤丸は敵弾を囲ったものです。
    この図から判明しますが、この攻撃は以下の5種類の弾幕が順に発射されています。
    (正確には左右双方から発射されているが、避けるには一方のみ考慮に入れればよい。)

    1. 2way、偶数弾、自機とまったく無関係な方向に発射
    2. 6way、偶数弾、静止していれば当たらない
    3. 7way、奇数弾、静止していると被弾する
    4. 6way、偶数弾、静止していれば当たらない
    5. 2way、偶数弾、自機とまったく無関係な方向に発射
    つまり実質的には、「偶数弾,奇数弾、偶数弾」という攻撃に過ぎません。
    ならば避けるために移動の必要があるのは、中間の奇数段のみ。
    避けるには、次のようなパターンでよいこととなります。
    最初の偶数弾は静止してやり過ごし、次の奇数弾で1キャラ横移動、再び元の位置に戻って偶数弾を避ける。
    すなわち入力としては、右、左(もしくは右,右でもよい)という二つの動作に過ぎません。
    前提条件として、自機を動かさず敵弾の狙いを一定にさせることは必要です)

    あきれるほど簡単ですね。
    私はこの結論は、上記のように画像を保存解析することで始めて導きました。
    もちろん、机上の空論であろうと予測しておりました。
    ところが実践に投入してみると見事そのまま通用するのです。
    理論が貫徹されるところもまたシューティングの魅力ですね。


  • 青弾ばら撒き

    右図を見ればわかりますが、この攻撃も自機狙い属性を持っています。
    そして自機狙いの場合には、今まで何度も述べましたね。
    発射口の周りを円を描くように避けることが可能です。

    なお、残念ながら本攻撃を解析することはできませんでした。
    自機狙い要素の存在と、3way弾の連射であることは明らかなのですが。
    いったいどのような規則性に基づいているのか、疑問が残ります。



    以上、2面ボスの攻撃パターンの解説でした。

  • 複雑な敵の攻撃も、要素に分解すれば規則性を見出すことができる。
    このことは常に意識においておいてください。


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