Stage3、道中(1)


恐らく、初回プレイではこの3面を越せるかどうか,という程度でしょう。
それなりに難しくなってくるのは、たいていどのような作品でもこの3面付近からと思われます。
「難しい=高度な運動能力が必要」という図式を抱くことは,もっとも回避する必要があります。
シューティングの難しさは、「パターン化」を前提としたものです。
パターンさえあれば、誰でも練習次第で十分な成果をあげることができるわけです。
逆に、基本を理解せずパターン化も伴わないならば、極めて運動能力が優れた人でもクリアは不可能と断言して問題ないでしょう。
このような努力を要するからこそ、プレーヤーは最大の報酬ともいえる上達の喜びと達成感を得ることができるのです。

「難しい、でも何らかの解法はあるはずだ。」
このように考えることさえできれば、いかなるシューティングであれ可能性の地平は開かれているのです。






ゆれ雑魚地帯」でよいですね。


画面左側に大型戦艦の登場です。
この敵機は多数の武装を持ちますので、左図を利用してそれを解説します。

  1. 自機狙い砲台×6
    左図の赤丸に囲まれた部分で、下部に横に二個、中央部に縦に4個設置されている。
    自機を狙った赤弾を散発的に発射する。
  2. 4方向砲台×3
    左図の緑丸に囲まれた部分で、下部に横に二個、丈夫で中央部に一個設置されている。
    自機を狙わない青い弾を4方向に発射する。
  3. 連射砲台×1
    左図の黄色丸の部分で、先端部に一個設置されている。
    自機を狙った巨大赤弾を一定時間ごとに連射する。
戦艦は放置すると画面内が砲台だらけになってしまい、極めて危険な状態に陥ります。(左は既に手遅れ)
幸いにしてこの戦艦は、スクロールに合わせて下部から順に出現してきます。
速攻破壊で弾を撃たせないことこそ最大の安全策です。
この場合も、砲台が画面に登場する前からその下方に位置して撃ちこんでいればよいでしょう。
これが基本的な方針となります。
しかし、左から雑魚が弾を撃つので、戦艦に思うようにに撃ちこめず速攻破壊ともゆきません。
だからにこそ雑魚を処理しつつ戦艦に撃ちこむパターンを作成する必要が生まれるのです。



まずは赤雑魚が散発的に登場した後、左図のように4機編隊が3回出現します。

この場面で初登場となる、左図の敵機を赤雑魚と命名します。
注意しなくてはいけないのは、この赤雑魚は従来の赤弾よりも弾速が大きい黒弾を発射してくる点です。
出現即破壊したつもりでも、黒弾を撃たれてしまう事例が極めてよく見かけられます。
かなり早いので、あらかじめ弾が飛んでくることを意識しておかないと回避は困難でしょう。
ちなみに事前に意識しておくことは高速弾突発的な攻撃に対する一般的な対応策です。
あらかじめ意識の俎上に上っておくことにより、誰であれ回避に必要な反応速度をえられるというわけですね。
ここでは画面左半分の上部で待機し、ワイドショットで赤雑魚を殲滅しつつ、砲台が現れることには撃ちに行くという方針でよいでしょう。
あまりに画面上に出過ぎると、赤雑魚の突発的発砲を食らうことになりかねません。
ちなみに左図は赤雑魚4機編隊の場面です。
画面中央部程度からワイドで一掃すればよいですが、その際に何編隊を壊したかを数えるようにしましょう。
敵機の出現回数は目印として利用することができ、パターン遂行の道しるべとなるのです。



左図は赤雑魚編隊に続く場面です。
同じく左側から緑雑魚が断続的に現れ、自機狙い弾を発射してゆきます。

さほど問題ない地点ですが、ひとつ極めて応用性の高いパターンを検討してみましょう。
緑雑魚の場面は、ちょうど自機狙い砲台が縦に4台並んでいる個所に該当します。

自機狙い砲台の下部に位置し、前方集中ショットを撃ちながら下に移動して見ましょう。
(左図の緑線の経路)
すると緑雑魚の弾は自機狙いなので、自機上方をかすめてゆき、完全に無効化することが可能です。

耐久力の高い敵に撃ちこむ必要があり、その上で自機狙い弾をかわすことが要求される
このパターンは上記のような場面で普遍的に応用可能です。
理論構成を理解した上で実践できるようになってください。


連射砲台の場面です、何度も述べましたが重要なのでまた繰り返します。

あらかじめ自機を画面左側に置いておき、そちらに連射砲台の弾を撃たせます。
それから右に移動し、前方集中ショットで連射砲台に撃ちこみましょう。
敵弾誘導の場面です。 (左図参照)

右の図は、既に手遅れの場面です。
巨大赤弾には隙間が多く、その間をかいくぐることができそうですね。
しかしながらここで重要なのは、実際に失敗するか否かではなく、ミスをする可能性が存在するという事実なのです。
左図はそもそも既にパターンからは外れてしまった状態ですが、パターンからそれた時点で既に失敗というものです。
巨大赤弾の間を抜けるには、一瞬で自機の通過できる経路を見定める必要があります。
なかなか容易にできるものではありません。
通常のシューティングゲームだと、ボム確定状況というものです。
(ちなみにですが、ボムを撃つというのは極めて難しい行為で、鍛錬なしには撃てません)

ちなみにここは、実際にはこのように処理してしまうのが早いです。
登場前から連射砲台を出現位置で待ち構え、前方集中ショットで撃ちこむことで弾を撃たれる前に壊す。
(なおここでは、砲台出現位置の目印に戦艦の模様等を使うとよいでしょう)



戦艦の最終部分は、左図のように画面下端から赤雑魚が上昇してくる場面です。
(敵機自体にはあたり判定が存在しないので、後方から衝突されてミスになることはありません)

ここで登場する赤雑魚の数は8機ですので、心の中で何機破壊したかを数えておきましょう。
この場面では必要性は低いです。
しかし、正しいタイミングで次のパターンに移行するために習慣化しておくことが望ましいです。


左図は一体何をしているのでしょうか?少々想像してみてください。
普遍性のある行為ではありませんが、この場面においては極めて有効な行動です。
シューティングで大切なのは、理屈で考えようとする意思ですので、その訓練になるでしょう。
解答は次章(道中(2))にて、御楽しみに。





以上大型戦艦と同時進行の雑魚解説でしたが、もう一度まとめてみましょう。



本章のまとめです。

  • 高速弾は事前に意識しておくことで回避可能となる

  • 自機狙い弾をかわしつつ、固い敵に打ち込む際の普遍的パターン。
    固い敵の下部で、下方向に移動しながら撃ちこむことで、横方向からの自機狙い弾を無効化する。

    極めて応用性の高い重要なパターンです。
    この誘導方向を横に変えたりする場合も多いですが、まずは基本を理解し、実践できるようになりましょう。




    Stage3、道中(2)に続きます。

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