Stage3、道中(2)
直前と同じく大型戦艦の場面ですが、今度は画面左からの登場です。
こちらで特徴的なのは、左図のような赤中型機が登場することでしょう。
狙い撃ち弾をかわしながら固い敵に撃ちこむ普遍的パターンは覚えていますか。
また赤中型機を速攻破壊するには、どうすればよいですか?
この場面では、雑魚は以下のものが登場します(出現順)
前章で出題されたクイズ、覚えていらっしゃいますか?
まず赤雑魚は画面上部で反転後に自機狙い弾を撃って飛び去ります。
弾切れを避けるには、下のような選択肢があります。
筆者は、得点稼ぎとは以下のようなものと考えております。
極端に強いわけではないが、気が付くとダメージが累積している。
これを避けるには、ミサイルの予兆に注目しましょう。
この攻撃は赤弾を7連射する発射口が9門ついた砲台が、反時計回りに回転したものです。
弾を見るとは、実はこのように多数の要素からなる複合的行為であったのです。
中ボスは、左図のように必ず画面左端から登場します。
ここで画面端に張り付くには、大型戦艦(左)地帯が終了した時点すぐに移動する必要があります。
本章のまとめです。
よってここは、大型戦艦(左)地帯と呼びましょう。
(その関連で先ほどの場面は大型戦艦(右)地帯)
ここにおいても基本は同じ。
「左に弾を引き付けて、右に抜けつつ撃ちこみ」という敵弾誘導です。
敵や弾が多い地点ほど状況に流されるものです。
しかしながら、難所でこそ実は最も基本に忠実であることが要求されると評価してよいでしょう。
大型機の砲台が絡んで難しいなら、登場前からの撃ちこみで砲台の速攻破壊を考えるのが合理的です。
(もしくは中型機を速攻破壊)
標的の下部に位置し、下移動によって横方向からの自機狙い弾を無効化しつつ、標的に撃ちこむのですよ。
(図は前章を参照)
接近してワイドを多数命中させ撃ちこみ効率向上を図るのですよ。
これもシューティングの基本のひとつです。
「左図の行為にはいかなる意味があるのか?」でしたね。
下記の具体論の重要性は低いもので、本質は考えようとする意思にあります。
安全のためには、弾を撃つ前に赤雑魚を破壊することが大切です。
そのため画面下端から登場直後に破壊すべく、下端でショットを撃っているのが合理的です。
ところがこのショット(ワイド、前方集中ともに)、かなり激しく弾切れを起こします。
(画面内に存在できる弾数制限をに達すると、ボタンを押していてもショットが出なくなること)
弾切れの間に雑魚が下から現れると、撃ちもらす結果となりかねません。
1、赤雑魚が出現したのを見てから、ショットボタンを押す。
2、画面上方で弾がすぐ画面外に出るようにし、弾切れを防止する。
このうち一番は、自分の能力に頼るという点で失敗の可能性もあります。
二番目ならば、赤雑魚が上ってくる時間が長いので座標合わせが容易で、その上弾切れの心配もなし。
もう一つの理由は、得点稼ぎです。
敵破壊時に倍率をかけるには、敵が画面上部2/3程度に存在する必要があります。
つまり、画面下端で赤雑魚を破壊しても5倍ボーナス点はもらえないのです。
ここで左のような位置にいれば、問題なくボーナスが入りますね。
「より高度なパターンを作成し、実践できる能力の証明」
得点稼ぎについてより詳しくは、別項にて言及します。
ステージ道中に登場する巨大で複数の攻撃パターンを持つ敵機は、慣習的に中ボスと呼称されます。
ここではその慣例に従い、左の敵機に3面中ボスという名を与えましょう。
まさにこのような状態に陥らせてくれる相手ではないでしょうか。
本「Shooting Game(仮)」の採用するダメージ制においては、蓄積ダメージは後々まで深刻な影響を及ぼします。
残機制よりも厳しい部分が多いと申してよいでしょう。
ダメージをできる限りゼロに近づけるためにも、この相手の対策が必要とされます。
そのためには、まず相手を詳しく知ることが必要ですね。
中ボスは上記の三種類を順に繰り返しますので、以下それぞれを詳しく検討してみましょう。
単純に見えますが、実は中ボスの攻撃の中で最も厳しいものです。
ボスの攻撃順序の関係で、(二回目以降の)ミサイルは、画面に全方位弾が残っている最中に発射されます。
ここでミサイルと画面端に挟まれた場合(左図)を考えてください。
逃げ場所がなくなって全方位弾を避けられなくなる場合があります。
これを避けるには、ボス正面を横切って反対側がわに抜けることが必要です。
こうして正面を通った瞬間、ミサイルに被弾することが多いのです。
すなわち右図ですが、ミサイル射出口が黄色く発光しているのが確認できます。
直後にミサイルが発射されるので、予兆がある場合にはボス正面を横切らないよう意識すればよいです。
ちなみにこの予兆は、以下の過程で気がつきました。
ミサイルは不条理攻撃で、レーザーに近い。
このように、このテキストを書くために理詰めで考えることで発見できたのです。
レーザーには必ず予兆がある、ならばこのミサイルにもあるはず。
すなわち、シューティングは理屈がそのまま妥当するゲームである、このことが重要と改めて認識した次第でした。
左図を見るとわかりますが、この攻撃は3way弾が3連射という構成です。
ですから、1キャラ横移動で回避という奇数ウェイ弾の一般法則が妥当します。
ただし中ボスが3連射を終えるまでは、自機の移動は禁止です。
高速弾は怖いですが、発射中に自機を移動すると敵弾の狙いがバラけて回避が困難となります。
左図を見るて、この攻撃の解析を試みてください。
(緑色で囲まれた部分は、次項での解説のためであり、本問とは無関係です。)
何度も繰り返します。
シューティングで最も重要なのは、自ら考えようとする意思という態度それ自体に存在します。
ここはひとつクイズ形式に、解答を背景と同色で記しておきます。
しばらく考えた後、マウスでドラックし、反転して読んでください。
ちなみに左図の場合は、中ボスが(プレーヤーから見て)右方向に移動しているのが判別できます。
右側の赤弾は感覚が狭く、左側の赤弾は間隔が広くなっているからです。
「ドップラー効果」と同じ理屈ですね。
(以上、解答でした)
この攻撃自体はじっくり弾を見て避けるしかありません。
しかし、「弾を見る」といわれても、一体何を見ればよいのでしょうか?
左図(および上図の緑色部分)はその解答として一例を示すものです。
ここにおいて、即座に自機方向に飛来する1セットの弾幕を見ぬきます。
上図においては、緑色で囲まれた部分が自機に飛来することでしょう。
これ以降はこの緑色部分のみを注視し、それ以外は無視します。
左図付近に迫るまでに、自機が抜けるべき二つの弾の間隔を決定します。
左図では、緑色の円で囲まれた部分に該当します。
そして予測着弾地点を避けるべく、自機をその中心に移動させます。
つまるところ、視線移動のパターン化とでも称する工程です。
特に高速弾であればあるほど、この過程は厳正かつすばやく行われる必要があります。
3面中ボスのこの攻撃は難しいものではありませんが、それでも所要時間は1秒程度でしょう。
このように短い時間ですが、継続練習によって所要時間は大きく短縮することが可能です。
出現の瞬間の数秒は、何もしないので一方的に撃ちこむ絶好の機会です。
左図のように、あらかじめ左端に張り付き、少しでも多くのダメージを与えましょう。
ここでは、大型戦艦(左)地帯最後の雑魚である、赤雑魚が背後から12機出現する事実を利用しましょう。
数を数えておき、12になった時点で左端に動くよう意識しておけば、うっかり忘れてしまうこともないでしょう。
Stage3、道中(3)に続きます。