Stage5、道中(3)




緑大型機×6地帯です。
攻撃は同じく6ウェイ弾ですので、静止していれば全く問題ありません。
その次には自機狙い弾が来るので、最小移動で回避しましょう。

そこで一つ、気をつけるべきことがあります。
もし(少しでもダメージを与え、多数の大型機を壊そうと)緑大型機に近い地点で最初の6ウェイ弾をやり過ごした場合です。
このときには、直後の自機狙い弾が黄色の弾道で示したように、極めて広い範囲に拡散してしまいます。
こうなるとどうなるか、クイズで聞いてみましょう。
(解答は次の行に、背景色で書いてあるので反転して読んでください。
答え、自機移動範囲が限定される。

そこで自機は、左図のように画面下の心持右側よりに待機させ、自機狙い弾が撃たれたら左に小さく動けばよいのです。
6機全てを破壊しようと欲張らなければ、別段何の問題もない地点ですね。


青弾大型機が左右から各2台、中央には11台の回転中型機が登場します。(左図参照)
とりあえず、青弾大型機×4+回転中型機×11地帯と命名しましょう。
この場面に限りませんが、大量に敵が出現する場合には速攻破壊を心がけないと画面が弾に埋め尽くされてしまいます。

クイズですが速攻破壊のための一般論として、いかなる手段がありましたか?
答え、接近してワイドショットを全て当てる。出現位置を覚え、登場と同時に撃ちこむ。
以上、解答は上の行に背景と同色で記してあります。

それでは、この場面ではいかに振舞うのが賢明なのでしょうか。
まずは、この場面を分析してみましょう。
左図を見て、敵の登場順を調べてみます。
回転中型機が最初から最後まで連続的に登場しつづけ、その間に左、右、左、右の順で大型機が登場します。

実際はゲームをする場合はこのような便利な図面などありません。
そうであるが故に、敵の出現順とその位置は積極的に記憶にとどめるよう習慣付けすることが重要です。

なぜ出現順とその位置を憶えることが大切なのでしょうか?
それは、ゲームを少しでも先に進めるには必要不可欠であるからです。
すなわち、敵の出現位置と順序がわかれば、登場と同時に攻撃して迅速に破壊することが可能となります。
さすれば、無駄に弾を撃たれることも減り、結果として自機の安全は確保されるでしょう。
そしてこの速攻破壊による自機の安全確保という原始的段階こそが、パターン化の最初の一歩であると同時に目的でもあるのです。
敵弾誘導などは、速攻破壊のみでは安全が確保できない場合に始めて問題となるのです。

ならばこの場面においても方針は明らかです。
敵の出現順にしたがって、順に壊してゆくのみです。
このように、パターンを作成する場合には、常に敵配置の暗記と速攻破壊から考え初めるのです。
この場面では、回転中型機、左、右、左、右の大型機、残った回転中型機、という順番です。
ならば、自機もそれに合わせて中央、左、右、左、右と画面上に張り付いていればよい、ということがわかります。

ただ、一つ注意点があります。
それは、青弾大型機の攻撃がかなり高速弾であるという点です。
真正面至近距離から撃ちこんだのでは、弾を撃たれても回避はほぼ不可能でしょう。
ここで始めて、弾除けの必要が生じます。
狙い撃ち弾を避ける基本はm誘導であることは、ここまで何度も繰り返しました。。
ならばここでも、大型機の弾をあさっての方向に撃たせることを考えればよいのです。

その具体的パターンが、中央の図です。
すなわち、最初に登場する回転中型機をその右端部分から攻撃します。
そのまま撃っていると、直に左から大型機が登場するでしょう。
大型機は当然自機方向に弾を撃つので、撃たれたことを確認してから大型機を攻撃に行きます。
ただし、発射直後に大型機の正面に出ると、画面端と弾に追い詰められます。
そこでゆっくり、「ちょん、ちょん、ちょん」と時間を稼ぎながら左に動いてください。
これほどの至近距離ならば、大型機の耐久力があってもすぐに破壊することができるでしょう。
今度は右から大型機が登場しますが、同じことを繰り返すだけのはなしです。
(右図参照)




紫雑魚が2編隊、その間には緑大型機が4機出現します。
よってここは緑大型機×4+紫雑魚地帯と名づけましょう。

この場面において苦しいのは、緑大型機の6ウェイ弾と紫雑魚の自機狙い弾が複合するからです。
クイズですが、それはなぜでしょうか?
偶数弾・奇数弾の一般的性質をそれぞれあげ、その上で如何に問題が生じるかという3点を答えてください。

答え、
・ 大型機の6ウェイ弾は偶数弾であり、静止していれば安全。
・ 紫雑魚の自機狙い弾は、静止していると被弾する。
・ 移動することと静止することの双方が同時に要求されるので、どう折り合いをつけるのかが難しい。
以上、解答は背景と同色で記してあるので反転させて読んでください。

それでは、具体的パターンを考えてみましょう。

この場面では、紫雑魚、緑大型機×4、紫雑魚という順で敵機が出現します。
6ウェイ弾と自機狙い弾の同時攻撃を回避したいのですから、どちらか一方を殲滅してしまうのが賢明です。
ここでは紫雑魚が先に登場しますから、それを登場即破壊すれば最初の関門は通過できます。
左図は速攻破壊の図、中央図はその結果として緑大型機のみが存在している図です。

この後にもう一度紫雑魚編隊が登場します。
しかも今回は大型機の背後から登場するので破壊も不可能です。
では、ここにおいてどのような手段が考えられるでしょうか?

最も素直なのは、緑大型機を破壊して紫雑魚のみの状態を作りだす、という点にあります。
とりあえず方針は決まったので、そのパターンを実際に試してみましょう。
すると2回目の6ウェイ弾を撃たれる以前に大型機を殲滅するのは不可能であることがわかりました。

シューティングでは、このような過程は日常茶飯事です。
新しいパターンを考え出す、実際にテストする、そのパターンが実行できないことを知る、最初からやり直し
逆にいえば、この過程を通してパターン作成能力は磨かれてゆくのです。
ならば手段は一つしか残されていません。(ただし、通常のシューティングならボムも有効な場面です。)
避けるだけですね。
ここでは避けを強要される以上、必ず安定して避けられるよう作ってあるはずだと推測されます。
可能性としては、6ウェイ弾の間で狙い撃ち弾を避ける、もしくは6ウェイ弾と狙い撃ち弾は着弾時間がずれている、どちらかであるはずです。

そうして調べたのが、右の図です。
6ウェイ弾の一瞬後に、自機狙い弾が飛来しているのが確認できますね。
ならば避け方は、6ウェイ弾を避けきるまで静止して、その後すぐに自機狙い弾に備えて横移動、ですね。


左右端からはそれぞれ回転中型機が6機、そして後方からは8方位中型機が8機出現します。
この地点は、回転中型機×12+8方位中型機×8地帯と命名しましょう。

相当な物量で敵が迫ってくるので、自機の安全を確保するには可及的迅速に敵機を破壊するしかありません。
回転中型機は、8方位中型機よりも少々先に出現します。
ならばこの時間差を利用して、少しでも多くの回転中型機を破壊しましょう。
あらかじめ登場位置で待ち構え接近戦でのワイドショット撃ちこみですよね。(中央図参照)

ただ、このようにしても敵機はさばききれるものではありません。
最終的には、右図のように左右に切り返して行くことが必須となります。
純粋に、アドリブ避けの能力が試されます。
(逆に、パターン化できないなら、1ダメージくらいは仕方がないと割り切れますね)

「切り返し」は、直接的には上下動で敵弾に隙間を作ることが目的です。
ですが、もう一つ重要な側面があることを憶えていらっしゃいますか?
クイズです。
切り返しの自機の移動方法から論理必然的に導くことができるはず、ヒントは「下動」です。

答え、上に上ることで、敵機に接近して破壊する
(解答は背景と同色ですので、反転させて読んでください)

つまり、この場面でも如何に画面上に出る勇気があるかがとわれます。
幸いにしてこの場面で敵が存在するのは画面両端すなわち切り返しで上に上る個所です。
すなわちこの場面は、切り返しの練習に最適といってよいでしょう。
上達すれば、ほぼ確実にノーダメージで通過できるようになります。


本章のまとめです。


以上が5面道中の解説でした、もう一度振り返ってみましょう。


敵の出現順は、以下のようになっております。
この5面から、場面開始時の自機の位置どりの時点で既に弾除けの成否が決定される場面が多くなってきます。
それゆえにこそ、以下の順序は正確に覚えなくてはなりません。
敵機と各場面に名を与えてきたのは、このような状況に対応するためです。

  1. 前進雑魚地帯
  2. ミサイル中型機×5+3ウェイ雑魚地帯
  3. 回転中型機×12+赤雑魚地帯
  4. 「コ」の字型回転中型機+3ウェイ中型機×2地帯
  5. 順番に出現する緑大型機×6+ゆれ雑魚地帯
  6. 緑大型機×5地帯
  7. 8方位中型機地帯
  8. 画面端赤雑魚行列地帯
  9. 緑大型機×6地帯
  10. 青弾大型機×4+回転中型機×11地帯
  11. 緑大型機×4+紫雑魚地帯
  12. 回転中型機×12+8方位中型機×8地帯


そして以下の原則を学びました、読み返し理解を深めてください。



Stage5、Bossに続きます。

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