Stage5、Boss、その2


第2形態

ボス第一形態の解説が長くなったことにより、紙面をこのように分割しました。
本章もそれなりの分量になると思われますが、実際のパターンだけならば数行程度のものに過ぎません。

第二形態では、ボスは以下三種の攻撃を延々と繰り返します。
これらは間隔が短く、開始時点での自機の位置どりにより弾除けの成否が決定されるものばかりです。
したがって、それぞれは常に次を見据えた行動が要求されます。
以下において、各攻撃を詳しく検討します。

  1. 青弾、(左図)
  2. ミサイル、(中央図)
  3. 黒弾、(右図)





左図は、青弾攻撃において片側の砲台から射出された敵弾を黄色く塗りつぶしたものです。
(左右の砲台は同じ攻撃なので、片側のみ考える)
黄色の丸の数を数えるとわかりますがこの攻撃は以下の弾が順に連なったものです。

  1. 3ウェイ、奇数弾
  2. 4ウェイ、偶数弾
  3. 5ウェイ、奇数弾
  4. 6ウェイ、偶数弾
  5. 7ウェイ、奇数弾
(7ウェイは黄色で塗りつぶされて確認できないでしょうが、右側を見れば青色の弾が7つあるのがわかるでしょう)
これだけのことがわかれば、後は避け方は判明しましたね。
それぞれ順に、横移動、戻る、横移動、戻る、横移動と繰り返せばよいですね。
(つまり、6、4、6、4、6とテンキー入力)

確かに、机上の空論としてはこうなります。
ですが、これはなかなか簡単に実行できるものではありません。
(操作が難しいことに加え、他の攻撃との関係で自機をあらかじめ静止させておくのも困難だから)
クイズですが、何か他によい避け方はないですか?
ヒントは、「多ウェイ弾とはいえ、その本質は・・・・・であるに過ぎない」です。
(こたえ)
自機狙いであることを利用して、本体の周りを回って避ける
以上、解答は背景と同色ですので反転させて読んでください。

とりえあえず、ここはここまでに止めておきます。



左図は、ミサイル攻撃の図に処理を施したものです。
クイズですが、この緑色の長方形は何を意味しているでしょう。
(こたえ)
ミサイルの飛んで来るところ
以上、答えは背景と同色。

この攻撃ですが、ミサイルの速度は極めて早く、避けることは不可能です。
しかし画面全体を見れば明らかですが、ミサイルの飛んでいるのはごく一部の領域に過ぎません。
すなわち、ボス本体の正面下以外は全て安全地帯なのです。
このミサイルは、微妙に左右にゆれます。
左図においても、安全地帯であるはずの正面下にミサイルがめり込んでいますね。
すなわち正面中央下の場合は、ある程度ボスに接近する必要はあります。

それでもこの攻撃は簡単で、要するに黄緑の四角以外の場所にいればよいだけです。
ボスにダメージを与えることを考えると、正面真下かボスに完全に重なっているのがよいでしょう。


黒弾攻撃です。
これほどの密度かつ発射時間になると、弾幕の中に入る、切り返すという選択肢は初めから放棄しなくてはなりません。
すなわち、右図のようにボスの周りを回って避ける以外の選択肢はありえません。
回り方は他にもいろいろとあります。
しかし、いずれにせよ相当の時間を稼がないと黒弾に追い詰められてしまいます。

この攻撃のもう一つの難しさは、直後に続く青弾攻撃に備える必要がある、という点でしょう。


以上は各攻撃を別個に検討したものです。
以下において、実際に如何に動くべきかを検討してみましょう。
大枠はにおいて変化はありませんが、数パターンを紹介してみます。

まず左図のようにミサイル攻撃を緑丸の部分の安全地帯でやり過ごします。
次に、ミサイルが終わったら本体の周りを回ります。
(左から2番目の図を参照、緑丸は自機の所在です)
このときにうまく時間を稼ぎ、ちょうど自機が画面左端のボスの下部付近で青弾を撃たれるようにする必要があります。
(この際の時間の稼ぎ方は、何度かプレイして憶えるしかないですが、決して難しいものではありません)
青弾を撃たれたら、全速力で右下に逃げてください。
すると完全に青弾の外に出ることはできませんが、青弾の端の一発程度を抜けるのみで済みます。
この後すぐにミサイル攻撃に戻るので、ボス正面真下の安全地帯に戻ってください。
以上の間ずっとワイドショットを押しっぱなしにしていれば、2ループ程度で撃破できるでしょう。

ちなみにボスの攻撃は本当は青弾から始まります。
しかしこの青弾は第一形態の最後のレーザー射出口を破壊したと同時に開始されます。
ところがこの時点においてはレーザーや自機狙い弾が残っている場合がほとんどです。
よほどうまく処理しないと、第一形態の残存攻撃か、第二弾回の青弾のどちらかに当たります。
筆者はここばかりは運任せ状況です。


ミサイルを避け終わるところまでは同じです。
次の黒弾は、ボスの周りは回ろうが回るまいがどちらでもかまいません。
重要なのは、ボスの左側で時間を稼ぐことです。
(中央図参照、波線は時間を稼いでいること、赤線は黒弾の弾道を表している)
それから一気に右下移動し、完全に黒弾の外に出てしまいます。
すると青弾を、完全に静止状態で待ち受けることができます。
青弾は3,4,5,6,7ウェイの順です。
したがって、右、左、右、左、右で見事抜けられるでしょう。
難しそうに見えますが、回数を重ねると弾が見えるようになり、タイミングも憶えられるのでかなり安定します。
むしろ黒弾の外に出る砲が難しいです。
ちなみにこのパターンのメリットは、青弾に真正面から挑戦できることのみです。


ミサイルを避けるところまでは同じです。
ただ、青弾を撃たれ始める位置が左端下付近となります。
(おおよそ中央図の当たりです)
面白いのは、青弾を発射されている間も右に移動しつづけるという点にあります。
(一般的に、弾を撃たれている間に移動すると狙いがばらけて避けられなくなります)
そして右下に着く頃、なぜか青弾が一直線に並び、きれいに弾の道が形成されます。
(右図での赤線上に弾がそろっているのが確認できます)
この道さえ見えれば、何もしなくても青弾は自機周辺を過ぎて行くでしょう。
推測ですが、敵弾が「奇・偶・奇・偶・奇」となっていることが幸いして、自機移動で狙いがずれて一直線になったのでしょう。


以上ボス第二形態パターンでした。
正面から戦うとまず勝ち目のない相手ですが、狙い撃ち弾の誘導に気が付けば楽勝ですね。
検討した3つのパターンの分岐点は、全て黒弾の誘導方法にあります。
最も上のものができればよいですが、失敗した場合にも3番ができれば心配はありません。
2番は完全に御遊びですが、誘導の練習、および弾を見る目を養うには適していると思います。



それでは、本章では以下の原則を確認しました。

  • 狙い撃ち弾は回って避けられる場合あり
  • 画面全体を見て、安全地帯を探す



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