ショットの種類


本章では、まず具体的場面の検討し、それから結論という順において論述を進めます。


本作においてショットは2種類存在します。
すなわち左の写真(図1)のワイドショットと右の写真(図2)の前方集中ショットの2種類です。
(後者は以下「集中ショット」と略します)
それぞれ、「Z」、「X]ボタンで発射することができます。

本作では、初期設定においてはこの2種類を自動的に切り替えるようになっております。
しかしここでは「設定」「ショット切り替え」にて「マニュアル」を選択することで、任意に2種類のショットを使い分けられるようにしておきましょう。
その理由は後述です、
この2種類のショットのいずれを使うか、という問題が当然に生じるでしょう。

図1,2を比較してみましょう。
図1をによると、ワイドショットはほぼ画面上端全体をカバーしております。
すなわち、雑魚を出現即破壊してしまうことが可能です。
図2によると、集中ショットは自機前方しかカバーできず、断続的に出現うする雑魚を撃ちもらしてしまいます。
ならば、ワイドショットを使って雑魚を瞬時に一掃してしまうのが有効ですよね。
すなわち、通常はワイドショットを使用すればよいという結論が導かれます。




今度は上の二つの写真(左を図3、右を図4とします)の場合を検討してみましょう。
こちらは少々耐久力の高い中型機を相手にしている場面です。

図3のワイドショットの場合は、中型機には5発中の2発ほどしか命中していません。
ワイドショットは一回の発射で図のように4回セットで連射されます。
(ご自分で数えて見られるとわかるでしょうが、この4連射から一瞬間を置いて次の4連射が発射される)
したがって中型機に命中するのは、2×4=8発です。

図4の集中ショットの場合は、見事に全弾中型機に命中しています。
集中ショットは1回の発射で7連射が可能です。
(こちらもご自分で試してみてください、図4は6連射しかされていませんが)
すなわち中型機に命中するのは、3×7=21発です。

ならば、耐久力の高い敵には集中ショットを使うのが有利、ということになりそうですよね。
しかし次の左側の写真(図5)の場合を考えてください。


図5は中型機にワイドショットで撃ちこんでいる場面です。
行為としては図3の場合と共通ですが、そこにはひとつの差異が存在します。
すなわち、自機と中型機との距離が極めて小さい、という点です。

この場合、中型機にワイドショットが全弾命中していますね。
しかもこの場合には、自機のショットは途切れることなく発射されつづけます。

本作においてワイドショットが4連射しかされないのは理由があると推測されます。
画面内に存在できる自機の弾の数の上限が21発に設定されているからです。
右側の写真(図6)はその証拠写真です。
画面上方でワイドショットが雑魚に命中して消滅したのを受けて、すぐさま次の5発が自機から発射されていますね。
(通常はこの段階では次の5発は発射されません)
すなわち、最初のワイドショットの5発中4発が消滅することにより、弾数制限を受けなくなって次の弾が発射できるようになったのです。
(ワイドの先頭の1セットは3発は雑魚に命中し、中央の一発は画面外に出たと推測されます。)

この仮定は、集中ショットが7連射される理由も説明していますね。
すなわち、3×7=21発、と7連射で弾数制限の上限に到達してしまうわけです

話題を図5に戻しましょう。
この場合はワイドショットがすぐに中型機に命中して消滅するので、弾数制限の影響を受けることがありません。
すなわち、ワイドショットを途切れることなく連射できるのです。
ワイドショットは5発で1セット、集中ショットは3発で1セットです。
すなわち連射できるならば、ワイドショットのほうが多く(5/3倍)のダメージを与えることができる、という結論が導かれます。

つまり、この点が本章の結論となる部分です。
どちらのショットを使うべきか、という疑問の解答は、ワイドショットとなります。


本章のまとめ。
以上はいわば帰納的な結論の導き方です。
しかしがら、以下のように合理的に考えるならば同様の結論に達することが可能です。

  1. 敵の速攻破壊がより自機の安全をもたらす。

  2. そのためには、少しでも多くのダメージを敵に与えることが必要。

  3. ワイドショットは5発セット、集中ショットは3発セットなので前者のほうが打撃効果は高い。

  4. ワイドショットの弾切れは、敵機に接近することでカバーする。

本章の内容は、ほぼすべてのシューティングに妥当するものです。
如何に敵を速攻破壊して行くか、ここから考えて結論を導いて行くことが大切ですね。

なお、ワイドの場合は必然的に敵に接近することを必要とします。
接近すればするほど危険は増大するわけで、それを如何に処理するかという要求が当然に生じますね。
この点は各面の要所解説で詳しく検討を加えて行きます。



以上です。

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