2003/3/16にアイテムエクステンド、ラスボス最終形態始め諸情報を追加しました。
この強化ショットも自機の形態により変化し、F形態は画面全体に攻撃し、A形態は前方に集中攻撃を行います。
セガサターンBBSの74ページの「ハイパーデュエルに関して質問です」という項目で自分が教えていただいた事がご覧になれます。
更新作業が遅れましたことを深くお詫びしますとともに、情報を提供してくださった方に深い感謝をささげます。
初めに
このソフトは1994年にアーケードゲームとして登場し、96年にセガサターンで移植版が発売されました。
ネット上にこのゲームに関する情報がほとんど存在しなかったのでこの文書を作成することとしました。
かなりの少数ではあると思いますが、これからこのゲームをプレイしようとなさる方のお力になれるならば幸いです。
といったシューティングゲームに不可欠な要素は全てこのソフトに含まれています。
難度は低く、横スクロールゲームの入門としては大変に優れた作品であるといってよいでしょう。
現状に於いてアーケード版を発見することは困難なので、ほとんどの方はセガサターン版でプレイなさる事になると思われます。
こちらもいささか入手は困難ですが、もしかしたらMAMEなどで落ちているのでしょうか。
パッドでも十分にクリアすることの可能な作品なので、ご家庭で遊ぶには最適であるかと思います。
以下の文書はサターン版アーケードモードを前提として書かれております。
ゲームシステム
自機は可変型のバスターギアと呼ばれる機体です。
Aボタンを押すことでファイター(飛行)形態、Bボタンを押すことでアーマー(ロボット)形態に変形します。
なお変形時には若干の硬直時間が存在します。
変形後は当該ボタンを押し続けることで形態毎の攻撃を続けることができます。
スピードが速く機動性に優れて、武装はワイドショット(威力小)です。
見た目の通り、あたり判定は小さく横長です。
ゲーム中の大半はこのF形態ですすむこととなります。
特徴スピードが遅く、地形に当たってもダメージを受けません。
高威力のビームショットを前方前方90度程度の範囲で発射することができます。
あたり判定は多少大きくなりますが、足部分に判定はありません。
逆に言うならば頭は判定が存在します。
通常はF形態でゲームを進めます。
安全な場面で堅い敵に打ち込みたいときにA形態に変化するのがよいでしょう。
攻撃力はA形態の方が高いです。
ポーズボタンで数えてみると、F形態ショットは3連射、A形態ショットは5連射でした。
なおサターンモードでは、(Bと共に)Rボタンを押し続けることでショットの方向を固定したままで自機移動が可能です。
自機はパワーアップアイテムをとることで4段階にパワーアップします。
3段階目からはサブショットが発射可能となり、アーマーは前方に高威力のミサイルを二本、ファイターはホーミングミサイルを2発発射します。
パワーアップアイテムはアイテムキャリアーを破壊すること登場しますが、数は少な目です。
なおコンティニュー時にはプルパワーアップアイテムが出現します。
このゲームではABボタンを同時押しすることで「ボマーショット」(強化ショット)という強力な攻撃を行うことができます。
この強化ショットは画面左下のボマーメーターがなくなるまで使用でき、このゲージは特定の敵の残すボマーアイテムを取得、もしくは時間の経過で回復します。
F形態時の方が回復速度は大きいです。
回復速度はかなり速いので、使用に際してあまり神経質になる必要はありません。
この強化ショットの使用箇所をパターン化してゆくことが本作品攻略の鍵になるといって良いでしょう。
F形態の場合は全方位に攻撃可能ということを活かし、多数の雑魚が出現する場合やショットが届かない位置にいる敵を攻撃することに利用します。
A形態の場合は堅い敵に打ち込むことにも利用しますが、主として多数の破壊可能弾を相殺することに使用します。
このゲームのボスは自機に対して相当量の破壊可能弾を放ってくるので、通常では撃ち負けてしまうからです。
特定の敵を倒すと、T・Gと交互に変化するアイテムを残します。
T(トレーサー)のときに取得した場合にはトレーサーという戦闘機型のものが、G(ガンナー)の場合にはアーマー型のものが援護機として自機に加わります。
これらのオプションはトレーサー3、ガンナー5発分の耐久力を持っています。
またオプションが3機そろっている時点で新たにオプションアイテムを取得する事により、全機の耐久力を回復させることができます。
結論ですが、トレーサーはほとんどなんの役にも立ちません。
逆にガンナーは高い敵補足能力と攻撃力を持つので、できるだけこちらを装着しましょう。
ただオプションは勝手に移動して勝手に壊れてゆきます。
それほど頼りになるものでもありませんので、できればGをとるといった程度でよいでしょう。
このゲームでは、50万点、150万点の2回エクステンドがあります。
それぞれ4面、8面あたりで達成することが可能でしょう。
意識せずとも必ずエクステンドの得点には到達するので、無理に得点を稼ぐ必要はないと思われます。
なお自機を4機設定にした場合には、このエクステンドが無いようです。
またエクステンドアイテムが5面に存在します。
詳細は5面攻略の個所をご参照ください。
敵の得点が低いこのゲームでは、各ステージクリア時のボーナスが得点の主体をなすと思われます。
8面クリア時にはストックボーナスの代わりに残機ボーナス(10000点)が入ります。
なお自機を静止させる(移動しないという意味で、ショットは撃っていてもよい)間は、スコアが微妙にですが加算されます。
自分の場合のオールクリア時の得点は180万点強でした。
なおゲーム開始時のクレジットは4ですが、一度ゲームをクリアするとフリープレイとなります。
この際にはコンティニューの有無は問われません。
このゲームは難所とそうでない箇所の差が大きく、かつ難所はさほど多くありません。
効率的に練習をするためにも、コンティニューを使用して何度も難所を練習なさるのがよいでしょう。
重要なのは難所のパターンを作成してゆくことです。
本作では、フォーゲル・ムスタング・スマッシャーの三種類の機体から自機を選択することが可能です。
三機中もっとも使いやすい機体です。
F形態時のワイドショットはその範囲が大変に広く、道中重宝します。
A形態時のショットも長い射程距離と攻撃力を兼ね備え、欠点がありません。
とりあえずはこの機体をお勧めします。
もっともクリアが難しいのではないでしょうか。
F形態時のショトは範囲が狭く、威力も低いです。
しかし強化ショットがレーザーで、画面全体に(遮蔽物を無効化して)有効なのは利点です。
6ボスの狙い打ちビット破壊などには威力を発揮するでしょう。
A形態時の強化ショットは多数の破壊可能弾に撃ち負けることがままあります。
F形態時のショットが信頼の置ける威力を持ちます。
強化ショットを使うなら、フォーゲルのA形態よりも攻撃力は高いようです。
しかしこの強化ショットは攻撃判定の発生が遅く、危険地帯では前もって発射しておくことがひつようでしょう。
A形態時のショットの射程が短すぎるという欠点があります。
セガサターンBBSで教えていただいたことです。
この機体はA形態を使用せず、F形態のみでゲームを進めます。
堅い敵に打ち込む際には、一瞬だけBボタンを押して強化ショットです。
強化ショットの出始めは前方のみなので、この一瞬のBボタンを繰り返すことで前方に集中的に強化ショットを当ててゆくことが可能となります。
この場合にはフォーゲルのA形態よりも高い攻撃力をゲージの消費を抑制しつつ得ることが可能です。
この技術を前提とするならば、もっともクリアが容易な機体といってよいかもしれません。
このゲームに関する論評など興味深い記事が多いので、是非ともご覧になってみてください。