日記12月
戻ります


12/26
そばを食べようと思い、材料を買ってきました。
本日のは、いつもの乾麺ではありません。
ゆでめんです。
ゆで麺のその馬鹿にできない味を見直すこのごろですから、自宅でどれほどのものが再現できるかとやってみたのでした。
購入したのは、ゆでめん、ねぎ、濃縮つゆ、揚げ物類です。
結論的に、味は良いものができました。
「濃縮汁」は馬鹿にしたものではありません、しっかりとだしの香りがします。
ただ、甘ったるく化学調味料全開なのは愛嬌でしょう。
しかしながら、費用対効果を考えると、少々効果かもしれません。
そば一杯で40円弱もするわりに、化学調味料ですからねえ。
で、問題のそばですが、伸びきってぼそぼそ、という以外の形容ができません。
同じゆで麺でもここまで異なるものか、ですね。
やはり質の良い立ち食い蕎麦屋のゆで麺は、小口の製麺業者に、特別注文で製造しているものだからなのでしょう。
大手メーカーが工場で大量生産したものとは雲泥の差でした。
生麺はゆでる人によって差が大きすぎるのに対し、ゆで麺ならば安定したものを期待できると思っておりました。
しかしこれは誤りでした。
立ち食い蕎麦屋のゆで麺は、市販のものとは全く別物です。
個人で食べるなら、生麺もしくは乾麺で確定です。
ちなみに具には、「メンチカツ」を入れてみました。
「コロッケそば」というのを一度食べてみたいと思いつつ、その勇気がなかったので、この機会に自分で作ってみようと思ったのです。
ところが、売場を観てコロッケをさらに味の強いメンチカツに変更してしまいました。
かなりいけます。
思いの外、上手いです。
もしや「クリームコロッケ」などでも上手かったりするのでしょうか?
話題がちょっと変わりますが、秋葉原にある「二葉」という蕎麦屋が上手かったです。
ここは何とゆで麺なのですが、知人にもらった打ち立てそば(そば打ちツアーに参加したらしい)と同じ香りがします。
一体どういう秘密があるのでしょうねえ。

12/21
最近何故か毎日、ウイルスメールが届きます。
ゲームであるとか、ワクチンであるとか、kワームについてなどと称しております。
Re:〜〜と、返信を装ったものも多いですね。
どうせ削除するだけなんですが、面倒なものです。
それと、ポルノサイトらしきものからのメールもまれにきます。
今までで一番感心したものに、「ASBP」なるサイトのものがありました。
「Asian Student Bold Pussy」の略称だそうでした。
この語感というか、センスには脱帽です。

12/19
皮膚科に行きました。
乾燥による肌の炎症と絶え間ないかゆみ、これが症状です。
目的は、抗炎症剤をもらうこと、薬を塗ればかゆみは収まります。
かゆみは痛みよりも辛いですね。
そろそろ花粉の飛び始める季節、春とは憂鬱なものです。
報道によれば、子供のアレルギー(アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息)が増え続けているとのこと。
それだけ東京の空気は汚いですからねえ。
上の3症状の内の2つを兼ね備えてしまった私でした。
薬局に処方箋を持って行くと、待合室にありました。
「ご自由にお飲みください。」という海洋深層水です。
生まれて初めて飲みました、ちっともしょっぱくないのですね。
最近はこの科学的根拠のないものが、多いに流行している模様です。
ビールとかまで、海洋深層水使用を売りにしていますね。
一番びっくりしたのは、何気なく買った朝鮮漬けまで海洋深層水を売りにしていること。
あくまで概論ですが、どうやら日本では流行というものの影響が極めて大きいこと。
マイナスイオンも同じですね。
メーカーの方も、それに意味がないことは重々承知の上でやっていらっしゃるのでしょう。
販売促進のためなら、それも仕方のないことです。
問題は消費者の側ですが、実はこれもマスコミが騒いでいるだけなのかもしれません。
マスコミの方だって、自分が馬鹿なことをやっていることは十分に解っているのでしょう。
さわがないと仕事がないですから、これも仕方のないものです。
そして消費者そのものは、「星占い」と同じで一切の合理性がないことを承知の上で、単に気分を買っているのかもしれません。
以上のように考えると、かなり虚無的ではありますが、それなりの首尾一貫性を見いだすことができます。
この程度の自然科学的良識は、あらゆる国民が所持していると願いたいところ。
海洋深層水ですが、ミネラルが多量に含まれているのは事実でしょう。
ただ、いきなり鉱物イオンを摂取したところで、人間はそれを同化して利用できるのかというとかなりの疑問が付いてまわります。
他の生物に含まれるもの(アミノ酸に同化されているなど)でないと、人間の利用効率は著しく下がるはずです。
やはり栄養素は、食べ物から取らないといけないというのは否定しようが無いところ。
そういえば海洋深層水って、浅瀬と代わらずバイキンだらけだそうです。
それだけミネラルな豊富なら、それを菌類が見逃すはずがありません。
強酸性や高圧さえものともしない菌類がいるのですから、たかが数百メートルの深海など天国のような環境でしょう。
自分がこの手のイメージ商売で嫌いなのは、科学的事実に反するウソをついて平気な顔をしている点です。
そのウソに騙されない程度の教養は、やはり必要と思うところ。

12/17
久しぶりによいNHK特集を見ました。
タクラマカン砂漠に夏の間だけ、コンロン山脈の雪解け水を運ぶ「ホータン川」です。
浪漫があっていい。
私は大の西域好きなんです。
それと、ようやく「楊貴妃伝」読み終わりました。
よい歴史小説とは、その時代にとらわれることなく、現代に置き換えてもそのまま違和感無く成立する。
このことを思わせられる本です。
内容は、幻想皇帝の時代、楊貴妃の後宮への参内から安禄山の乱まで。
主として、宮廷内部の権力闘争の物語。
宦官、宰相、武将の三人が、それぞれの牽制を繰り広げます。
三者三様に聡明で、優秀な人物だったのでしょう。
ただ、往々にして個人の利益と国家のそれは相反すると。
最も賢明な人物は、安禄山その人であったようですね。
ちなみに楊貴妃の役割は何であったのか、楊貴妃伝といいつつ、楊貴妃が一人称で語ることはありません。
あくまで彼女の視線を通して、権力闘争を見つめた物語でした。

12/16
ちょっと時間を潰す必要があって、一年ぶりほどでマンガ喫茶なるものに行きました。
読んでいたのは、「あさきゆめみし」9・10巻、「恐怖新聞」1、2巻。
後者は「つのだじろう」氏であること、南国アイスホッケー部の元ネタであることが解ったことぐらい。
前者は久しぶりに読みましたが、ずいぶんとよい漫画ですね。
ちょうど女三宮との結婚後から、源氏がはかなくなるまでの部分です。
さまざまな自分の高位の罰を受ける源氏。
「六条の御息所」が女達の妄念の化身と言明されているあたりが、絶妙に説得力があります。
彼女はそこはかとなく、女達の苦しみの具現化という意味で、神話的な機能を帯びているように思われます。
苦しみ続ける紫の上の源氏への怨嗟の念も、実はミヤスンドコロのかなりの部分を占めているのではないかと思われました。
そして女三宮と柏木の密通と薫の誕生という一連の事件を介し、実は父の桐壺帝が自分と藤壺更衣の密通と冷泉帝の出生という事件の真相を知っていたのではないかと悩む源氏。
「父帝はそのことを知りながら、自分に何事もなかった化のように接していたのではないか」と考える源氏。
この件は、人間の罪の象徴的表現として、極めて見事なものだと思います。
私も思い当たる事ばかり。
源氏物語はなんと深い文学性を有していることでしょうか。

12/14
久しぶりに井上靖氏の小説を読んでおります。
「楊貴妃伝」なるもので、内容はそのままです。
彼の小説を読むのは何年ぶりというところですが、久しぶりに接する文体は大変に面白く感じます。
(今のところは)絶対的な運命に(すなわち玄宗)翻弄される一女性の物語、といったところでしょうか。
「風濤」などと同じ構成の物語です。
その主眼が人間を超越したものにある点が、彼の魅力であると思うところ。
基本的には宗教の教典などと同じ構成なので、その描写に親和性を持たない人のほうが多いというのは想像に難くないところ。
これは面白いと思ったものを少々引用。
後宮における女性の等級です。(唐代)
皇后
貴妃、徳妃、叔妃、賢妃、(四妃)
昭儀、昭容、昭媛、修儀、修容、修媛、充儀、充容、充媛、(九賓)
しょうよ(漢字フォント無し)、美人、才人、(それぞれ九人)
宝林、御女、釆女、(それぞれ二七人)
等など。
「項羽と劉邦」を読んでいたので、美人(虞美人)というものが一種の官位であることは理解していたのですが。
「貴妃」というのも官位だったのですね。
さすがは大国、日本の后のそれをはるかに上回る階級の量です。
皇后、みやすんどころ、女御、更衣、とこの程度は思いつくのですが、向こうは桁違いですね。

12/11
メタルブラックをクリア。
所用期間は2週間程度でしょうか。
アーケード版、トライタワーにて、連つき、492520点、残1。
セガサターン版、491120点、残0。
なかなか面白うございました。
自分にご褒美と思い、帰り道中古屋で見かけた、「稲川淳二、真夜中のタクシー」を1400円で購入。

12/8
「ハリーポッターと賢者の石」のDVDを借りてきて見ました。
決して積極的にこの作品を否定する意図は無かったのですが、今まで触れる機械が無いままでした。
なんといってもあの恐るべき巨大な字に、すかすかのハードカバーで1900円はちょっと。
目の悪い方には素晴らしい配慮なんでしょうが、2時間程度で読み終わりそうな本にあの値段をだす機にならなかっただけのことです。
今回はレンタルビデオの会員証更新のついでに、借りてみました。
まず最初にひとこと、素晴らしいです。
なんといっても、秀逸なCGという要素はここで無視するとしても、ここのファンタジー考証が素晴らしいですね。
やはりファンタジーとは、ある程度コンピューターゲームと密接な関係を保たざるを得ないのでしょう。
あのゲームでみたこの呪文が、といった感動が要所要所に詰め込まれています。
以下少々それを列挙してみましょう。

などなど、挙げて行くと隅から隅までニヤリとさせられるものばかり。
本当にすごいですよ。
ちなみにストーリーのほうは、いかがなものでしょう。
恐ろしく「いいもん」と「わるもん」がはっきりとしています。
「さいとうたかを」氏のマンガのように、顔を見るだけで解ります。
可もなし、不可もなし、といったところでしょう。
本作は間違いなく、そのディテールを楽しむ部類に属するものと思われます。
「ドラゴンランス」にでてきたクリスタニティのエルフの「太陽の評議帳の塔」はこれだ、とまさに感激した場面なんて、CGヲ駆使した映像美のなせる業です。
ファンタジーに詳しい、と自負する人間が見ても十分に満足できる水準であると思います。
ちなみに原作のほうはいかがなものでしょう。
実はもっと複雑なストーリーが楽しめるのかもしれません。

12/6
久しぶりの蕎麦日記。
ウポポンさんのお薦めくださった、神田「かめや」の感想です。
食べたものは「かき揚げ蕎麦」を2回です。
まず確かに、かき揚げが立派ですね。
それでいて空気があいだに多く、かりかりと食べやすいです。
しかも具も豊富、そして恐らく挙げてからさほど時間が経過していないのでしょう。
私がよく食べに行くところは、かき揚げばかりは冷たく具も少なく、衣が凝り固まっています。
麺は、一回目は少々伸びておりました。
時間が悪かったのでしょう、
2回目はゆでたてでした。
だしは、情報によると「さば節」主体だそうですが、いつもの鰹節との違いが解りませんでした。
こればかりはもう少々回数を重ねて、味に親しまなくてはなりません。
それと、塩分はそれなりにこく、私の好みです。
少々甘味が強いですね。
甘いのはあまいで美味しいと思いますが(甘い方が七味唐辛子とよく合う)、どちらかといえば私は甘くない方が好きです。
この甘味が、砂糖、化学調味料、野菜のだし、何に由来するのかは今のところ不明です。
ついでにもう一件。
四谷の「政吉そば」です。
「路面党」の最高評価店舗ということで、2度ばかり足を運んでみました。
食べたのは「かき揚げそば」「ざるそば」です。
ここは通常の路面よりも100円程度高いのですが、それに見合う価値はあると評価できるでしょう。
麺は頼んでからゆでてくれます。
ただ、この麺は明らかにざる系統の冷たいもののほうがよくあっています。
やはり本来的に、そばは温かいものに向かないのでしょう。
(温かくとも歯ごたえのよい伍百両のそばは、きっと温めても歯ごたえを保つために特別な加工がされているのでしょう)
だしも私好みであまり甘く無し。
それと、サービスが素晴らしいです。
ざるそばを食べたときに、単品でかき揚げ(100円)をもらいました。
すると何と、書き上げように専用の温かい付けだれをくれます。
感激ですねえ。

12/4
メタルブラック、いまいち面白さが見えてきません。
敵配置もやらしいのですが、それはパターン化の面白さでもあるのでまあ良し。
問題は、連射がかなり要求されていること。
連射で速攻でないと安定しない場面多数です。
正直なところ、パッドで連射しろといわれても・・・。
式神に高橋名人を付けたくなってきます。
最近思うのは、「連射」は一つの有効な資源であるということ。
つまり、ゲーム中に一定時間のみ使えるパワーアップアイテムのようなものだということです。
そして、その有効時間を定めるのは自分の体力。
どうせ、誰でも秒間連射数など大差ないはず。
そして、まともに作ってあるゲームならば、そこで要求される連射水準は確実に一般人の平均連射数程度に抑えてあるはずです。
つまりプレーヤーは、連射の必要な場面を判断し、そこでのみ力の限り連射。
そうでないときは、たらたらボタンを押していれば十分。
要するに、「ボム」みたいなものです。
双方はともに有限な資源であり、プレーヤーの上達にしたがって不要となって行くもの。
連射だって、パターンさえ確立されれば、たらたらボタンを押していれば十分であるはずです。
そして、まだパターンのできていない場所では力の限り連射して敵を速攻破壊し、生存に努めることも、ボムと同じでしょう。
連射って、こう把握するとかなり戦略的で頭を使わせてくれる要素です。
ところがこのメタルブラック、どうもほとんどの場面で連射が要求されているようです。
私の体力の持続時間をはるかに超えている。
ここが、ちょっと。
もっとも、パターンさえ確立されてくれば、連射の必要性ももっと下がってくるのかも。
いまところ、指がつかれて気晴らしに遊んだ「ガーディアンフォース」のほうがよほど面白い。
いまだに、サターンは遊べる。

12/2
大往生、ハイスコア更新。
1億7538万点。
一挙に3500万点伸びました。
2面全繋ぎ、4ボスビット焼きなし、残機ボーナス3000万点。
残機ボーナスはただの幸運としても、それ以外はかなりの試行錯誤の結果です。
ほとんどオリジナルのパターンなので、喜びもひとしお。
正確には、うまい人のを見ても理解できなかった、もしくは難しすぎてできなかった、というだけのことなのですが。
特筆すべきは2面、中ボスへの繋ぎです。
誰も他でやっている人は見たこと無いのですが、ここでハイパーを1個発動。
(開幕で3個発動してつながっていると、このあたりで1個たまっている)
すると、アイテムキャリアーから中ボスまで見事につながります。
もちろん、ここで発動するよりも終盤でまとめて使った方が点効率ははるかに高いのは理解しています。
でも私、安定的に中ボスに繋ぐパターンができないので。
成功率が1/2から1/3程度でしょうか。
ならば確実に成功するパターンを採用すべきでしょう。
私的には、出来もしないパターンに挑むよりも、自分で考えた点効率の低いパターンを実行する方が難しい決断です。
これで2面だけで5000万強はかなり安定的に取得できるのではないかと考えております。
それと最近、1面の点効率も1000万点程度向上しました。
今の課題は、最初の大型戦車の地点をどうするか。
これまではここでハイパー使っていたのですが、全つなぎだとここでちょうどハイパーがふってくることが判明。
ハイパー打つと、これを無駄にしちゃうんですよね。
もう一つは、2台目の大型戦車から終盤の雑魚、中型機編隊にいかにつなぐか。
今現在の、通常時(すなわち失敗時)スコアはだいたい8000万から1億です。
この失敗時のスコアを1億4千万程度まで高められるようになれば、きっと2億は達成できる事でしょう。
でもこれでも、今日のプレイはこの一回のみ。

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