文化、ラエリアンムーブメント

8/16
ちょっと夜の散歩に出ました。
夏の星空がよく見えます。
東京は夜空が明るくて全然見えません。
夏の星座、蠍座と射手座がよく見えました。
蠍座α星のアンタレスはその名にふさわしく、火星のすぐとなりにありました。
(火星がアンタレスに接近していたというのが正確ですね)
アンタレスとは「火星に対抗するもの」という意味です。
すくすく犬福で出題されるので覚えておきましょう。
射手座を見ると、我らが銀河系中心核はこっちにあるんだなといつも思います。
ここに接近してはっきりと見えたら、さぞかし壮絶な光景でしょうね。
確か太陽質量の一億倍以上の大型ブラックホールがあるはずです。
肉眼だとどう見えるのでしょう。
ブラックホールに落ちて死ぬ第一号になりたいと思ってみたり。
今日の読売新聞にはクローン人間の会議の話が載っていました。
目を引いたのは、クローン作成は基本的人権の一部だという不可解な主張です。
よく読んでみると、この主張の人物はラエリアンムーブメントの科学者でした。
「ラエリアンムーブメント」とは、フランス人の自称ジャーナリスト「ラエル」が創始した団体です。
人類の造物主を宇宙人と信じ、宇宙人の大使館をエルサレムに作ることを目指しています。
時々新聞に広告が乗っているので注意してみてください。
自分はこの団体の布教活動に出会うと、必ず資料を眺めてパンフレットをもらってかえります。
このパンフレットが爆笑です。
宇宙人とラエルの会見の挿し絵が乗っているのですが、よく眺めると宇宙人の名前が「ヤハウェ」となっています。
あとこのラエルという人物、自分の名前にエル(el)を付けるあたり、なかなか狂っています。
彼らの主張から推測すると、クローンを作成することは宇宙人の地球人作成に習ったものなのでしょう。
昔の異端者達が神の創造に習ってゴーレムを作成したことと同じ理屈ですね。
なかなか、面白いものです。


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