ビデオゲーム、ドラマ版かまいたちの夜

7/8
夕方、映画を見に行きました。
「指輪物語」を見るつもりだったのに、満席立ち見のために急遽「小林サッカー」に変更。
この映画、かなり笑えます。
キャプテン翼を実写にした程度だろうとたかをくくっていたのですが、よい意味で期待が裏切られました。
本当に笑える場面が多いです。
「マトリックス」と同じで、マンガを実写にして俳優にアニメ的奇行を演じさせるというのは素晴らしいものです。
少し前の「メリーに首ったけ」と同じくらいは楽しいですね。
最後の決勝戦など、もはや得点を競うのではなく相手チームの選手に直接打撃を与えて倒すことによって勝負が決するという素晴らしい展開です。
映画はエンターテイメントですから楽しくないといけません。
昨晩ですが、ドラマ版「かまいたちの夜」の2回目を観ました。
正直なところ、初回では意味が分からなかったからです。
2度目に見てようやくストーリーの概要と、イイタイコトをつかむことができました。
自ら抑圧した人を恨む念が実体を持ち、次々と殺人を犯してゆく、ということであったようです。
これが理解できると、あの子供の存在、真理の存在、主人公の最終版の台詞など、見事に謎が氷解です。
「俊夫君、お願いだから謝ってくれ。」というのはそういう意味だったのですね。
俊夫にカマを振り落とす主人公の隣りに真理がいたこと、その後に真理が消滅し、主人公が他の人格と呼ぶべきものとの対話を繰り広げる場面は、復讐という当初の目的が達成されたからなのでしょう。
いずれにせよ、物語の論理的必然性という意味では見事に完結していたと自分は評価します。
それにしては、とばっちりで殺された人が多すぎたとは思いますが。
個人的には「真理」には実体化という点で納得がいかないものがありましたが、そういう設定なので仕方がありません。
にしても、初見では私は主人公が二重人格なだけであるとおもったので、つじつまの合わない箇所が多すぎたのです。
私があのドラマで一番面白かったのは、一番最初の佐野史郎の登場シーンです。
彼の怪しさは素晴らしいですね。
残念であったのは、「ノヨール・カマーイ」の登場がなかったこと、「バナナの皮」のトリックが用いられなかったのです。
いずれにせよ、一回見ただけでは意味が分からず、頭をひねってようやく理解できるというのはよいですね。
エヴァの時も思ったのですが、頭を使うからこそ面白いのですよね。
最後にあの、「ネットのオフ会」とか、「ハンドルネームで呼び合う」とかそういう馬鹿らしい設定は大嫌い。


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