国際、USA

9/11
件のテロリズムから一年だそうです。
私はアメリカ合衆国という国家の普遍主義的側面(学問的に言うところの、帝国的側面)には高いあこがれを抱きますが、政治面では忌み嫌っております。
ここ10年の合衆国の富を生み出した金融。
数字の上では高い利益を上げることは少なくとも間違いなかったのでしょう。
そして利潤の飽くなき追求は、一面では合理的なこと。
ただしその行為の、価値を考えると言うことをしないのでしょうか。
行為そのものをの意味を考える事をしない愚かな人間は、私のもっとも嫌悪するところです。
通貨先物が、どれほど途上国の人々を困窮に陥れたことか。
正直なところ、貿易センタービルに航空機が衝突する場面を見て私は喝采を覚えました。
「災いなるかな、大いなる都バビロン。」
この章句を思いだした人は、一体世界に何百万人いたことでしょう。
ただ、犠牲になったのが国家政策決定者ではなく、一般人が多かったのは事実。
その意味でかかる暴力に肯定の余地はありません。
ペンタゴンとホワイトハウスに核自爆をしかけるのが適当でした。
しかしながら、その一般人の資金が投機筋によって世界に混乱をもたらしていたという事実は、如何に評価すべきなのでしょう。
私の理解を超える問題です。
ただ私の尊敬する多くの偉人達がアメリカ合衆国に生を受けた、という点も事実。
やっぱり私はアメリカに憧れているのです。


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