文化、ふたりエッチ

10/1
本日はウィズ7日記はお休み。
私はここしばらく「ヤングアニマル」なる雑誌を購読しております。
山口貴由氏の「蛮勇引力」のためですが、それに付随していくらかのマンガがついて参ります。
「ベルゼルク」なんていうのもありましたねえ。
偏見なしに客観的に申し上げます。
この雑誌でもっとも面白いものは、克・亜樹氏の「ふたりエッチ」に他なりません。
登場人物
小野田真、26歳、次男、結婚まで童貞だった。
小野田優良、25差違、長女、お見合いで真と結婚、結婚まで処女だった。
(これは欄外の人物紹介そのままの引用です。)
(なぜにこのような情報が必要なのか理解を絶します。)
以下今週号の台詞を引用してみましょう。
真、今日も一日がんばるぞ、おイチ・ニー
グキ
「いてて」
同僚A・B、カラダかたー、運動不足ね
真、うるさいなー
杉山、その身体じゃ過激な体位は無理ねえ!!
真、す、杉山さん
杉山、どーせいつもマンネリ体位なんでしょ
真、図星、うっ
杉山、あたしとならいろんな体位OKですよ。カラダやわらかいし
中略
真、確かにマンネリ体位なんだよね・・・
真、よーし、今夜斬新ですごいオリジナルな体位を試してやる
克・亜樹、また妙なことを
そのころ由良さんは
友人、この前松崎のやつが変な体位をとろうとしてさー
優良、変な体位???
友人、こんなやつ、
図、それ、わあっ、グップ
友人、何すんだヘンタイ!!
以上引用でした。
全編に渡ってこの調子なので、これ以上の引用の意味はないでしょう。
そもそも体を伸ばして傷んだことから、「過激な体位は無理」という発想はいかにして生じるのでしょうか。
そしてその同時刻に妻の優良(ゆら、と読みます)さんに友人がいきなり「体位」について話しかけるのですよ。
いきなり体位の話題なんてするんですか?
ともかく全てがナンセンスかつ非日常的な展開。
登場人物(特に優良さん)は馬鹿。
ありとあらゆる人物の話題は全てセックス(今回は体位)。
ギャグ漫画として、これほどの水準を保っているものは希有な例と断言してよいでしょう。
絵のセンスも素晴らしいですね。
絵は線とトーンが少なく手抜きくさいですが、克・亜樹先生の昔の手の込んだ絵よりもよほどきれいです。
しかも優良さんの髪型はスネオのように一体どうなっているのかが全く理解できません。
「ふたりエッチ」ってHOW TOマンガではないですよ。
「行け、南国アイスホッケー部」が好きだったら間違いなく楽しめます。


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