文化、ハリーポッターと賢者の石

12/8
「ハリーポッターと賢者の石」のDVDを借りてきて見ました。
決して積極的にこの作品を否定する意図は無かったのですが、今まで触れる機械が無いままでした。
なんといってもあの恐るべき巨大な字に、すかすかのハードカバーで1900円はちょっと。
目の悪い方には素晴らしい配慮なんでしょうが、2時間程度で読み終わりそうな本にあの値段をだす機にならなかっただけのことです。
今回はレンタルビデオの会員証更新のついでに、借りてみました。
まず最初にひとこと、素晴らしいです。
なんといっても、秀逸なCGという要素はここで無視するとしても、ここのファンタジー考証が素晴らしいですね。
やはりファンタジーとは、ある程度コンピューターゲームと密接な関係を保たざるを得ないのでしょう。
あのゲームでみたこの呪文が、といった感動が要所要所に詰め込まれています。
以下少々それを列挙してみましょう。

などなど、挙げて行くと隅から隅までニヤリとさせられるものばかり。
本当にすごいですよ。
ちなみにストーリーのほうは、いかがなものでしょう。
恐ろしく「いいもん」と「わるもん」がはっきりとしています。
「さいとうたかを」氏のマンガのように、顔を見るだけで解ります。
可もなし、不可もなし、といったところでしょう。
本作は間違いなく、そのディテールを楽しむ部類に属するものと思われます。
「ドラゴンランス」にでてきたクリスタニティのエルフの「太陽の評議帳の塔」はこれだ、とまさに感激した場面なんて、CGヲ駆使した映像美のなせる業です。
ファンタジーに詳しい、と自負する人間が見ても十分に満足できる水準であると思います。
ちなみに原作のほうはいかがなものでしょう。
実はもっと複雑なストーリーが楽しめるのかもしれません。


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