宗教、ソドム

8/22
所用で部屋を空けておりました。
前回の続きです。
「小説聖書、旧約編」から(多分、出典を忘れて完全に記憶依存)
ソドムに訪れた御使いをロトが自宅に宿泊させた際の、ソドムの住民とロトとの応酬です。
(ソドムは死海のほとりで男色獣姦の行われた地、主はそれを滅ぼそうした、なお御使いは旅人の姿である)
ソドムの住人、「旅人を出せ、私たちはその旅人と寝たいのだ。」
ロト、「皆さん落ち着いてください、私には処女の娘があります。そちらを差し出しますから旅人は勘弁ください。」
ソドムの住民、「うるさい、旅人を出せ!」
ソドミーの人々の言い分も面白いのですが、それ以上に面白いのがロトの言い分。
旅人を守るために娘の貞操を捧げるという発想は、理屈はわかりますが笑えます。
娘よりも旅人がよいというソドムの人々の主張は、かかる素晴らしい世界を知らない私には少々理解しがたいものもありますねえ。
ちなみに、「ソドム」は現在は世界有数の岩塩の産地として栄えているそうです。
われわれも、男色にふけった人々や、ロトの妻を知らずに料理に使ってるのでしょうか?


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