政治、右翼

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所用あって駒場まで。
どうしても、大学まで寄り道したくなってきます。
昔の話だなあと思うのは、私も年をとったということか。
マックができたり、寮がなくなったりといろいろ変わってるものです。
いつも思うのですが、渋谷のセンター街にヤクの屋台が出ています。
そこに「kaos」という名称のドラッグがずいぶん前から売られているのですが、果たしてその名は何を意味するのでしょう。
そういう固有名詞なのか、それとも「chaos」のスペルミスなのか。
つづりぐらいは調べろといいたいところですが、そういう名前なのかもしれません。
でもやっぱり、むやみに横文字使うのはやめたほうがいいような。
「混沌」とか「原初の姿」といった名前のほうが、私としては趣があってよいと思います。
渋谷というと駅前の街頭宣伝車が魅惑的。
(私は右翼宗教含めて、街頭演説大好き)
本日は何とか塾という右翼でした。
「皇軍創設」「自主憲法制定」「教育基本法改正」という、オリジナリティーと具体的プランが欠如したスローガンが哀れを誘います。
「まず破壊せよ」とでも思っているのでしょうか?
「それじゃあチミたちの嫌う中共の毛沢東と同じだよ」、というのが適正な評価でしょう。
一番興味深かったのは、「日本政府は中共との断交を」というものでした。
敵と認定するのは自由ですが、敵となったら一切交渉を持たないというのはいかがなものか。
休戦、敗戦、戦勝、ともに相手方交戦団体の代表がいなければ何もできません。
先の大戦中に、近衛文麿首相が「皇国政府は匪賊を相手にせず」との声明を出して、大陸の泥沼に引き込まれたことの教訓をなんと心得るのでしょう。
きっと彼らは、この事実自体を知らないのでしょう。
彼らの根本の問題意識自体はそれなりに耳を傾けられるべきですが、それを表現する手段があまりに稚拙。
それで一般人の支持が得られるとでも思っているのでしょうか。
(自らのパトスの発露という意味では彼らの行為は十分合理的ではあるが)
ヒトラーはミュンヘン一揆以降は民主的政治過程を通した権力掌握を選んだ、という事実は彼らの教訓になるのでは?


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