国際、パレスティナ

9/26
最近思うこと。
パレスティナのアラファト氏に関してです。
昔は、というか幼いころは、というかここ数年前まで、彼は英雄だと思っていました。
ところが最近の報道はあまり芳しくないものが多いですね。
イスラエル当局の言うところの、彼はテロに後ろで手を回している・・・。
当局はアラファト氏の排除、殺害も有力な選択肢の一つと認識・・・・・。
などなど。
実のところ、最近「彼はテロの黒幕である」という報道に対し、かなりの程度まで私もそのように感じています。
多分彼って、単なるパワーシーカー(権力追求者)なんだろうなあと。
ある時期までは、彼の権力追求と、パレスティナの利益が一致していたのでしょう。
第一次の中東戦争のあたりから、アラファトラビンの自治合意までがある意味彼にとっての黄金時代だったのかな。
今の彼は、自分の権力保持のために、意図的にイスラエルとの紛争を持続させている節が濃厚です。
残念ながら、もはやパレスティナの自治政府とアラファト氏個人の利害は完全に背反しているとしか考えられない。
先のアッバス首相の辞任劇が印象的だったなあ。
「老害」という言葉が、もっとも彼の形容に適切。
かといってアッバス氏はパレスティナの民衆の間では相当支持率が低かったらしい。
彼しかまとめられんのでしょうか。
(もっともアラファト氏が意図的にアッバス氏ら良識派の人気を低める活動をしているのでは?)
このまま放置しておけば、原理主義が浸透してゆくんだろうなあと。


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