国際、USA

12/12
プレジデントブッシュが、イラク侵攻に反対した国の復興事業への参入を拒否する声明を行ったそうで。
何をバカなことを、というのが正直な感想です。
ブッシュ氏は反対国に対しイラクの債権放棄を要求しているそうですが、それに同意しても復興事業に参加はできないとか。
債権放棄と引き換えに事業参加を認めるというのが、反対国・合衆国・イラクの全てに対してもっとも有利な選択肢であるはずなのに。
この合衆国の決定は、長期的には明らかに合衆国自身の国益にも反しているように思われます。
帝国を支えるものは、寛容性普遍性という理念であって、経済力軍事力ではない。
歴史は確実にこの様に教えていると、我は考えます。
確実にあの国は信頼をうしなってます。
まだ私は、合衆国の普遍性を信じているので、自主的に(政権が変われば・・・・)より妥当な政策判断を行うものと予想しております。
世界の多くの人は私と同じように考えていると思いますが、この信頼が失われたときにはあの国もおしまいです。
現代において、国際的安定と平和をもたらす手段は、相互依存を深め合うのみ。
本件の単純な政策でイラクを米国の経済圏に組み入れることができるのか、それは私は分かりません。
ただ、イラク人の反発はより強まることは確実だろうなあと。
それと本件声明は、日本やイギリスなどへのご褒美、という雰囲気も漂っていてやな感じです。
日本の真の国益は、イラクの中に親日家を増やすこと、これに尽きると私は思いますが。
そういう意味では、自衛隊は行くのが適当。
閑話休題。
あいも変わらず、「聖書を旅する」を読み続けてます。
私は信仰なき人間ですが、知的好奇心は甚大なものを抱いております。
対象を知り、その信条に同意できる部分とできない部分を見出してゆく。
現状では、ユダヤ・キリスト教要素中のかなりの部分が、宗教性から離れた普遍性を持つことを見出し大変な喜びを感じています。
そしてまた、その信仰の中核を占める、「復活」が理解できない(同意できない)ということも、明らかに感じられるようになりました。
もっとも、まだ知識は不足に過ぎるし、思考の水準も低きに過ぎます。
勉強だにょ。


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