自然科学、鶏インフルエンザ

3/3
日記の日付は、どこかで一日ずれるとその修正が効かなくなります。
今回も、3/2、3/3と連続してますが一日休み。
鶏インフルエンザは素敵なことになってますね。
ニュースで「浅田農園社長の処分」という単語を聞き、一瞬あの社長さんが「炭酸ガスで窒息して埋められた」のかと期待しちゃいました。
従業員とその家族に責任を負わざるを得ない立場で、しかも自身の財産が多大な危機に瀕しているとき。
そこで冷静な判断を下すことができるかというと、極めて難しいようにおもいます。
私があの社長さんの立場にいても、同じことをやってるだろうなあと。
「危機管理」と言うは易く行なうは難し。
あのウイルスは、致死率の高さが非常に興味を誘います。
基本的に、致死率が高いということは、ウイルス自身にとっても不幸なこと。
自らの宿主を殺すということは、自身の生活領域そのものの破壊を意味しているからです。
あのウイルスは、短期的に狭い地域で大流行して大量の宿主と共に自身を滅ぼしつくして絶滅消滅してしまうタイプですね。
ただそれも、まだ地球が広かった昔の話。
今日ほど地域交流が盛んな時代なら、ウイルスが絶滅に要する時間よりも全地球に拡散する時間のほうが短くなってる。
これが人間だったら、実に怖い話ですにょ。
致死率の高さはウイルス自身にとっても不幸な結果です。
しかし、残念ながらウイルス自身はちょっとのーみそが足りないのでそのことが分からない。
今回の鳥インフルエンザウイルスは、設計思想において既に間違っている存在。
だから本当は上記の過程をたどって自然淘汰され、地球全体にとっては穏便にことが終わるはずなんですが。
本来生存できないものが生き残ってしまうのが、今日の交通技術の発達の結果という逆説。
「人間も鳥ウイルスと同じ」というと、道義問題を生物学的問題に挿げ替えた詭弁ですな。

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