ここまでの文書は自分が体験に基づいてクイズゲームの方法論や楽しさについて述べてきました。
難度ですが、初めてプレイしたときでも序盤では8割程度は正解できる程度がよいと思います。
プレーヤーの目に触れない問題なら、存在しない方がよいです。
自分が特に欲しい機能、家庭用限定となりますが2つばかり存在します。
本章では、自分がクイズゲームはかくあって欲しいと思うところを述べてゆきます。
あくまで自分の主観ですので。
問題に関して
出題はこのようなものに限定して欲しいものです。
難度を上げたり、問題数を稼いだりするための、単発的で無意味な出題が多いことはクイズゲームにおいて否定できない事実でしょう。
難度を上げたかったら、アニメや芸能に頼らずこちらでいって欲しいものです。
「すくすく犬福」には法律や経済学からの出題もあったのですが、どれもこれも基礎的でよい問題であったと思います。
「友人宅で勝手にPHSを充電した場合、何罪に該当するか。」、「窃盗罪」
「経済学派で、通貨政策を重視する立場を何というか?」、「マネタリスト」
だってこの程度の問題、新聞に登場する用語のレベルですよね。
このような調子で、社会学や医学心理学の出題など多いとよいと自分は思います。
特に現在連載中のマンガなど評価が定まっていないものは触れるべきではないでしょう。
この分野の問題はどうしても悪意的なものを感じてしまいます。
ある程度詳しくてもよいので、名作や一人の作家に照準を当てる等何らかの首尾一貫性を出題に持たせて欲しいものです。
普段関心を持たない人(特にゲーマー)には、いろいろなもに目を向けるよい機会となるのではないでしょうか。
ただこれに関しても、あまりに些末で無名、泡沫的な人物に関する出題は避けるべきです。
というのも、はやりもの的な芸能人が多すぎる出題は、その作品の価値を下げることになるからです。
そのゲームが発売されてから何年も経ってプレイすることだって十分に考えられるからですね。
ゲームシステムに関して
あまりに覚えるべき事項が多すぎると、やる気が削がれてしまうからです。
問題数はたいていのクイズゲームは6000問程度のようです。
多ければよいというものではなく、自分的には2000や3000もあれば十分なのではないかと考えます。
一回のプレイで(クリアまでに)出会う問題が100問程度として、その中で同じ問題が2度出題されることがなければそれでよいでしょう。
問題が多すぎるとプレーヤーの負担がますばかりです。
またいくら問題が沢山あっても出題率が極端に低いものばかりでは記憶効率も極端に下がってしまうので無意味といえます。
まずは問題の詳細な解説が付いていること。
CDロムなどを使えば、容量的に問題はないでしょう。
プレーヤーに理解させ、覚えさせること、これを最優先として欲しいものです。
そして一度間違えた問題をマークし、復習用にそれらのみを解き直せること。
技術的には極めて容易でしょうし、手間もほとんどかからないはずです。
無駄なグラフィックに力を割くよりも、ユーザーの上達を助けるシステムが欲しいですね。