中国の道教

金正耀著、宮沢正順監訳、清水浩子+伊藤丈訳、 平河出版



我々は「道教」という名はしばしば耳にしますが、その実体についてはほとんど何も知りませんよね。
お隣中国の文化の重要な構成要素でありながら、その内容について何の理解も持たないというのは極めて残念なことであると思います。
幸いにして本書は道教を体系的かつ解りやすく解説したもので、著者も優秀な研究者の方です。
その内容をさらに簡略にまとめ、かつ私個人の思ったことを付加したものが本論です。
本論をお読みいただければ、「西遊記」「封神演義」等の中国古典をより楽しむことができるでしょう。
また、少しは道教についての理解も促進されるのではないでしょうか。
「道教」を考えることで、宗教とは、神話とは、日本とは、など様々な事項に対する重要な示唆が得られるものと思います。

なお、私個人の考えは本段落のように一段下げた形で、かつ斜字体で表記することと致します。
解説、比較などが主たる私の付加事項です。
以下の叙述は「中国の道教」の章毎の要約で時代順に書かれております。
時間軸に沿ってとらえることが、道教を理解するには必須かと思われますので本文に従うこととしました。





以上、「中国の道教」の要約と個人的見解でした。
これで道教とは何か、少しはご理解いただけたのではないでしょうか。


戻ります。 inserted by FC2 system