Stage2、道中(2)




先ほどと同じ紫雑魚がV字型に出現します。
そこでこの場面は、「V字型紫雑魚地帯」と命名しましょう。

残念ながらこの場面での紫雑魚殲滅は不可能と思われます。
よって、敵弾に当たらないことだけを考えればよいでしょう。
例えばですが、左図のパターンはいかがでしょうか。
画面右下から始まって、敵弾を引き付けながら左に移動して行きます。
その間ワイドショットを撃ちつづけていれば、雑魚は自然と壊れてゆきますね。
ちなみに動き始めるのは、敵が右下に弾を撃ったのを確認してからです。
敵弾を恐れてすぐに左に逃げると、画面端に追い詰められてしまいます。

これを実行するにおいて必要なのは、あらかじめ右下に待機しておくことです。
直前の紫雑魚地帯の場面から、V字紫雑魚地帯が次にくることを意識しておくのです。



左右には前進雑魚、中央からは紫雑魚が、3つの列をなして進行してきます。
よってここは、前進雑魚2列+紫雑魚1列地帯と命名しましょう。

敵の数も多く、敵弾の量も今までとは比較にならない量がみられるでしょう。
特に紫雑魚の弾は間隔が狭いので厳しいです。

この場面においては、理屈にかなった自機操作をしないとミスは必至です。
もっとも、まだこの程度ならワイドショットで画面下を往復していれば何とかなります。
しかしこのように不安定なものを採用することはできません。
パターン化の目的は、危険性の低い状態を安定させることにあるのです。
そこで、ひとつの解法を次に検討してみましょう。

  1. まず最初に、画面左端の下端から少し上で待機します。(左図参照)
    直前の「V字紫雑魚地帯」において画面右端からこちらに移動してきています。
    したがって、ここに位置どるのは容易ですね。
    シューティングのパターンとは、このように前後のものが密接に関係しているのです。
    (逆にいうと、直前でパターンが崩れているとその後の位置どりが難しくなる。)
    ここで敵弾を引き付けてください。
    それから緑線のように、右下に下がります。

  2. そしてまた敵弾を引き付けながらゆっくりと右側に移動してください。(中央図参照)

  3. 今度は、一気に右上に上がってみましょう。(右図参照)
    右図をよく見てください。
    敵弾(特にV字雑魚の赤弾)に大きな間隔(赤丸の部分)が生じているはずです。
    それまでゆっくりと移動していた自機が突然に大きく動いたので、当然に自機狙い弾にも大きな間隔ができるのです。

  4. 後はこの間隔を通過して再び左下に戻り、敵弾を引き付けながら左方向移動です。
    (この場面では、右上に上ってからしばらく静止して弾を引き付けていると、この間隔もより大きくなるでしょう。)
    そして右端では、左端と同じことを繰り替えず野です。


この技巧は切り返しと称するもので、シューティングにおいて理解しておくことが必須と評価して問題ない技巧です。
この知識なくしては、多くの自機狙い弾に対抗することなど不可能と言ってよいでしょう。
この場面の切り返しは、完全にできるようになるまで繰り返し練習してください。
この程度の弾量ならば,ノーミスでの通過が安定するレベルにまで上達すれば合格水準です。

ちなみに上の中央図では「ゆっくり」と動いておりますが、常にそうというわけではありません。
敵弾の密度が極めて高い場合には、常に全速力で移動します。
高速で移動することで、少しでも敵弾の密度を下げることが目的だからです。
このように、ゆっくり動くべきか、高速移動すべきかは、プレーヤーが判断するのです。



何やら、複雑な攻撃を仕掛けてくる大型機が登場します。
とりあえず左図を見ても明らかですが、この敵機は巨大な自機狙い弾を3連射してきます。

そこでこの大型機を、3連射大型機、と命名します。
またこの場面は、3連射大型機地帯です。

落ち着いて弾を見れば十分に避けられる攻撃なのですが、ここでは詳しく検討を加えましょう。
大切なのは、この大型機の具体的パターンではありません。
それを要素に分解し解析を行うという方法論そのものが全ての基本であるということです。

下の図は、この大型機の攻撃の連続写真です。

攻撃パターンは、以下のようになっていることが判明しました。
少々見づらいですが、図で実際に数えて確かめてみてください。

  1. 5way弾×2(左図)
  2. 6way弾×2(中央図)
  3. 自機狙い弾(右図)
1,2番は本体左右の発射口から同時に発射されているので、「×2」と表記されています。
しかし自機狙い要素があるので、実際は片方を無視して、単なる5way、6way弾と考えてよいのです。
逆にいうならば、ここは静止してしっかりと自機を狙わせないと左右からのway弾の弾道がずれてしまいます。
一回の見切りですんだものが、敵弾を凝視して左右からの攻撃を別々に避けるしかなくなります。
シューティングでは、無駄に動くことは危険を増大させる要因でしかない場合が往々にして存在します。
まとめてしまうと、この大型機の攻撃は、「奇数弾,偶数弾,3連自機狙い弾」という3連攻撃です。
(偶数弾,奇数弾という概念が理解できていない場合は、ステージ1、道中(2)の「Nウェイ弾」という個所を読んで復習してください。)

  1. 最初の奇数弾は静止していると命中するので、横に1キャラ分避けます。
  2. 直前に避けたことで本来は命中しないはずの偶数弾に被弾するようになります。
    そこでここも横に1キャラ避けます。
  3. 最後の自機狙い3連弾は、1番で1キャラ移動しているのですでに関係ありません。
つまり具体的には、「右,右」と2回動くだけでよいのです。
ただし3番の攻撃が終わるまでは、恐ろしくても静止していることが必要です。
怖いからといって動いてしまうと、敵弾の狙いがばらけてしまうのでむしろ避けるのが困難になります。
(実際のところは、2番目の6way弾の間隔が広いので、最初の一回避けるのみでよい)



先ほどと同じ大型機が2機同時に出現します。
よってここは、3連射大型機×2地帯と名を与えます。

画面内をかなりの弾が覆いますが、重要なのは「敵弾の奇偶性」のみです。
すなわち、静止状態で被弾する弾のみを避ければよいのです。

左右の攻撃タイミングが微妙にずれているので、1回の移動で両方からの攻撃をかわすのは困難です。
(何とかできないことはありませんが)
そこで片方の攻撃を避けてから、もう一方の攻撃を避けてください。

いずれにせよ、複数の敵機を同時に相手にするのは賢明ではありません。
弾の数は増えるし、片方の攻撃を避けることで他方の攻撃がばらけてしまうからです。
どちらか一方を集中攻撃して、画面内の敵を一騎のみにしてください。



本章のここまでのまとめです。


Stage2、道中(3)に続きます。

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